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テーマ:家を建てたい!(9810)
カテゴリ:自然素材・摂理を考えた施工
先日、マーヴィン(Marvin)社製ベイウィンドウについて、ケースメント サッシの建具(障子)交換を行ってきたという記事を書かせて頂きました。 建具の下枠部分が腐って黒くなっていたのですが、私たちは数年前に このサッシのガラスの周囲を防水処理して対策を打っていました。 ですから、こんなふうに木枠が腐ってくるなんて、想定外だったのです。 そこで、外してきた古い建具について、どこから雨が入ってしまったのかを 検証してみました。 まずは、防水処理をしたガラスの周囲。 建具を横に寝かせて、ガラスの上に水が溜まるように水道の水を流してみました。 その結果、水はずっとガラスの上に溜まったままで、ガラスの周囲から建具の 中へ染み込んでいくことはありませんでした。 季節の温度変化や湿度の変化で木枠やアルミカバーが動いて、ガラスの周囲に 何らかの隙間が出来たのかと考えましたが、そうではないようです。 今度は、建具を上下逆さまにして、腐って穴が明いたところから水を流して どこから出てくるかを見てみました。 そうしたら、建具の最上部の木と木のつなぎ目から、水が出てくるでは ありませんか。 建具の上から下まで1.2m程度あるのですが、その途中どこからも水が 抜けてこないで、雨が建具の下まで落ちていたということです。 ご覧のように防雨や気密の為のウェザーストリップを越えて、雨が木部に まで達していたという状況や木枠のつなぎ目に隙間が明いていたという ことが原因だったと考えられます。 今後はガラスの防水だけでなく、建具の上部をもチェックして万一 つなぎ目が開いているような場合は、そこも防水処理を行おうと 思っています。 やはり、どうして木が腐ったのかを後で検証してみるということは、 大切ですし、こうした経験が多くの輸入サッシの不具合を未然に 防ぐということにつながるはずです。 輸入サッシの雨漏れは、建具枠にダメージを与えるだけでなく、 ペアガラスの内部結露も引き起こしますから、早めに防水対策を 行わなければいけません。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、 現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの 皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年02月24日 14時49分25秒
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