2024/04/02(火)18:38
やっぱりでしたね
先日ご相談を頂いた岐阜県のお客様のおうちにお邪魔して、現地調査を
行ってきました。
アルミクラッド木製サッシのボウウィンドウのガラスが脱落してきた
ということでしたので、まずは開かずの窓を開けて状況を確認する
ことから始めました。
写真が、その窓の一つを慎重に開けた様子です。
一見何もなさそうに見えますが、建具の下枠が密着しているはずのガラス
から外れて、大きく隙間が明いているのが分かりますでしょうか。
また、下枠の左端に木枠の継ぎ目が見えますが、下枠部分の木が腐って
黒く変色しているのが分かります。
つまり、この下枠の木は、ほぼ中が全て腐ってなくなっている状況に
なっています。
そういう状態ですから、下枠が重いペアガラスを支えることが出来ず、
ガラスが下枠の下の方までずり落ちてきているという訳です。
(その様子は、以前のブログ記事を参照下さい)
この輸入サッシは、ジェルドウェン(Jeld-Wen)傘下であったノルコ
(Norco)製のアルミクラッドサッシですが、既にサービスを止めて
しまっていますから、交換部材は自力で探すしかありません。
腐ってしまった木の部分を加工・修復し、脱落したペアガラスも正確な
サイズで新しいものを製作します。
また、オペレーター等の開閉金物やウェザーストリップも劣化が進んで
いますから、そういった部材も全て手配をしなければなりません。
なかなかハードルが高い案件ではありますが、何とか新築時の状態
近くまできれいに直したいと考えております。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。