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テーマ:家を建てたい!(10072)
カテゴリ:家のメンテナンス
![]() 昨日、水栓金具を修理した愛知県のお客様のおうちですが、トイレに取り付け られた輸入サッシを開けようとすると建具が傾いてしまい、うまく開かない というご相談を頂きました。 こちらの輸入樹脂サッシは、プライジェム(Ply-Gem)製トリプルガラスの シングルハングサッシ。 写真は、下窓建具を外して、内蔵されていた棒状のバランサーを露出させた 様子です。 一見何も問題がなさそうなきれいなバランサーですが、実は見た目だけでは 機能が正常かどうかは判断出来ません。 この窓が施工されたのは、約15年前。殆ど開けない窓だったそうで、あまり 動かしていないのにどうしてこうなったのか分からないと話しておられました。 窓を閉めた状態の場合、このバランサーは下窓建具が下の方にある状況に なりますから、バランサーも下に引っ張られ内蔵されているバネも伸びた状態 となります。 15年殆ど開けないということは、ずっとバネが引っ張られた状態になって いますから、バネには常にストレスが掛かったままになるのです。 そうなると、バネは伸びた状態で固定されて、たまに窓を開けようとしても 素早く縮むことが出来ません。 今回は、サッシの両サイドにあるバランサーの片側のみがそうなった状況 だったので、窓の左右で開き具合が変わり建具が傾いた状態となり、開けよう としても建具が引っ掛かってブレーキが掛かった状態になったのです。 車のタイミングベルトは、10万キロ又は10年で交換が必要です。 つまり、常に引っ張られている状態のものは、数万キロしか乗っていなくても 10年経ったら劣化しているので交換が必要なように、バランサーも使って いなくても15年程度で定期的に交換すべき消耗部材なのです。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、 現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの 皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025年02月17日 17時07分34秒
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