ホームメイドの資材紹介 ～Home Made～

東京都のお客様から、2階の木製サッシが腐ってしまったので修理をしたい
というご相談を頂きました。

輸入窓は、マーヴィン（Marvin）のアルミクラッド木製サッシのボウウィンドウ。

写真は、不具合がある一番左のケースメント（竪辷り窓）ですが、建具（障子）の
下枠が黒く汚れているのが分かります。

これは掃除不足ということもありますが、建具の中から溢れてきた雨水に室内の
ホコリが付着して汚れてしまったということと、木の腐りが木枠の表面にまで
表れてきたということが原因です。

一見木枠が汚れているだけのように見えますが、こういう状態にまでなっていると
建具の枠はボロボロに腐っていると考えていいでしょう。

ですから、窓を開けられないか、開けられたとしても開閉金物のオペレーターや
ウィンドウヒンジといった金具類は外れているか、脱落しているかといった
状況になっているかも知れません。

また、ボウウィンドウは4連になっていますから、このケースメント以外の
3枚の窓も同様のトラブルが発生している可能性があります。

ボウウィンドウには基本的にちゃんとした屋根がありませんし、僅かなヒサシが
付いているといった状況になりますから、ちょっとした雨でもサッシのガラスは
濡れてしまいます。

これが何度も続くと、外のガラスとアルミカバーとの間から雨が中に浸入し、
建具の木枠を中から腐らせてしまうのです。

また状況が更に酷くなると、たくさん雨が降った際は溜まった水がオーバー
フローして、室内側へと入ってくるなんてことになってしまいます。

出窓にはボウウィンドウ以外に台形出窓のベイウィンドウがありますが、
雨当たりが強いこうした窓はガラスの外側の防水処理をしないと、
木枠の腐りやペアガラスの内部結露が発生しますので対策が必要です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。