|
テーマ:家を建てたい!(10126)
カテゴリ:家のメンテナンス
![]() 週末、東京都のお客様からご相談を頂いたペアガラス交換の為の調査に伺いました。 輸入窓は、サーティンティード(CertainTeed)の樹脂製スライダー(片引きの 引き違いサッシ)。 当時、カナダのサーティンティードの技術を導入して国内で製造していた クレトイシから、このサッシを調達したようです。 写真はガラスの実寸法を計測する為に、ガラスの周囲のガラス押え(押縁)を 外した様子です。 ガラス押えを外すと、ガラスとガラスとを接着している黒いブチルの接着剤が、 ガラスの周囲を覆っているのが分かります。 これでペアガラスの中の気密が保たれているのですが、時折そのどこかに 穴や隙間が明いて湿気が流入し内部結露を起こすこともあります。 今回は、ガラスに張り付けられた古いフィルムを外す際に、スクレイパーで ガラスに傷を付けてしまったらしく、ペアガラスを交換しなければならなく なったとのことです。 他社のガラス押えは、通常「芋付け」と呼ばれる納まりの為、適切な道具さえ あれば比較的簡単に取り外せるのですが、今回のものはコーナー部分が45度に カットされた「留め」という納まりになっているので、簡単には外すことが 難しい状態でした。 それでもおおよその窓構造を理解していますから、時間と道具を駆使して慎重に 四辺のガラス押えを外し、ガラスの全容が見えた状態で寸法計測を行いました。 写真の建具(障子)は可動側の建具ですが、引き違いサッシについて殆どの人は 可動側もハメ殺し側(FIX)もガラスの大きさは同じと思い込んで、どちらか一方 のみの寸法計測しかしないのですが、輸入サッシの場合それぞれの建具でガラスの 大きさが微妙に違うということはよくあることです。 ですから、私たちは面倒でも両方の建具のガラス押えを外し、それぞれの 大きさを測りました。 案の定、左右の建具でガラスの大きさは微妙に違い、もしどちらか一方しか 測らなければ、もう片方のガラスは新しいものに交換出来なかっただろうと 思います。 何でも思い込みだけで仕事をせずに、面倒がらず愚直に作業を進めてこそ 正しい施工をすることが可能となります。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、 現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの 皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025年04月21日 19時02分52秒
コメント(0) | コメントを書く
[家のメンテナンス] カテゴリの最新記事
|