オレゴンの桜便り
今年もオレゴンのコンソリデーター(輸入材調達会社)の方から桜便りが届きました。先回は住宅地の桜でしたが、今回は、湖のほとり、ウォーターフロントに咲いた桜です。アメリカの古いビル群の並ぶ市街地に、桜並木が意外と似合うじゃないですか。勿論、この桜は日本のソメイヨシノとは違う種類の桜ですが風情は日本の桜に似ていますよね。きっと、オレゴンの皆さんも美しい桜を見て癒されていることでしょう。あと、この便りに中国製の石膏ボード問題について追記されていました。<中国製の石膏ボード問題>つい最近の住宅ブームやハリケーン「カトリーナ」の復興需要が加わって、より深刻な建材不足になりました。そこで、急遽中国から安い石膏ボードが大量に輸入され、約5万戸に使用されたそうです。それが今になって、その石膏ボードが発する発揮物(硫黄臭等)による配線・配管の腐食、壁の染み、ハウスシック症候群の発生等が現在問題化しています。 早速、ホームディポ(ホームセンター)が“中国製石膏ボードは販売していない”とのコメントを出しました。 アメリカで住宅を売る場合、知っている総ての瑕疵を買い手に伝える義務があり、これを怠ると罪になります。ボードを張り替えれば済むという問題ではありませんので、この石膏ボードを使った欠陥住宅の資産価値が急落しているそうです。ドリームハウスが一瞬にしてスラム化したのでは堪りません。TV番組ではその石膏ボードの見分け方まで放映していました。瑕疵の事実を知れば、開示義務が生じるので誰も知りたくないのではないでしょうか。土地に殆ど価値が無い国ですので、建物の価値が無くなれば、ローンだけが残り、地獄の生活になります。それにしても恐ろしい話です。 詳細は下記を参照下さい。但し、英語ですぅ(笑) ↓http://abcnews.go.com/GMA/Consumer/Story?id=7146929&page=1