これが、天然スレートの実物です
JR東京駅丸の内駅舎の復原にも使われた屋根材、天然スレート。今回は、とある会社から送って頂いた実物の天然スレート(粘板岩)をご紹介しましょう。大きさは、約30cm×20cm。大口町のB邸で施工した屋根材と比べると少し小ぶりですが、このスレートブラックと呼ばれる黒さは、なかなかです。実は、天然スレートは、採掘される国や地域、鉱床の状況によって、色も様々。そして、天然スレートの特徴としては、年月が経つと色に変化が生じてくるというものです。よくあるのが、鉄分が表面に浮いてきて、ところどころ黄色や茶褐色になってくる現象です。勿論、色の変化があっても、耐久性には何ら問題はありませんし趣きが年々増してくるから不思議です。そこが、塗装で着色した国産のスレート瓦(カラーベスト)とは違いますね。この写真の天然スレートは、カナダ ケベック産。昔見たのは、カナダの大西洋岸地域であるアトランティックカナダで採掘された天然スレートの屋根材でしたので、カナダではこうした天然スレートがよく採れるんですね。本物の石で出来ていますから、1つとして同じ形はありません。こんなに薄い石が、屋根として100年も持つのですから素晴らしいですね。こうした海外のいい商品をリサーチすることで、従来の半値近い税別17,000円程度(1平米当たり)で天然スレートの屋根を施工出来ないかと現在検討しています。(弊社HPでは、27,000円としていますから凄いですよね。普通の大きさの150平米の屋根なら、150万円ものコストダウンですから。)普通の家なら、外壁と屋根の塗り直しで10年毎に150万円、クロスの張り替えが20年毎に100万円とすると、100年では合計2,000万円もの費用がメンテナンスに掛かります。それを考えると、レンガ積みの外壁、天然スレートの屋根、ドライウォールのインテリアは、メンテナンスの費用が殆ど掛かりませんから、本当にお得ですよね。この3つを同時に施工してみたいという方は、是非ホームメイドにご相談下さい。きっと、100年後には歴史的建築物になりますよ(笑)