2008/06/11(水)11:11
出逢いその4
家にたどり着くころには、自転車をこぐ両腿の辺りは小雨でじっとりとズボンに滲みてきた。
顔は霧吹きを掛けられたような状態。襟巻きが代わりに濡れてくれていた。
本降りの中を戻ってくることにならなくて、ほんとによかった。
濡れたものを洗濯機に入れ、荷物を片付けている間に息子はお風呂からでてきた。
虹鱒を袋から出してみるとみごとなものだった。それをまな板の上に載せた。
それで、早速、「じゃ、虹鱒のはらわた出してね。」とお願いする。
「これから、魚を釣るなら、やっぱり捌けないと。
釣り店の人もおじさんも言ってたけど、釣ったらきちんと食べるのが責任。
とにかくやってみな」と今度はわたしがお風呂に。
「肛門に包丁を入れて、以前、某大学の釣堀で釣りをした時
お兄さんが捌いてくれるのを見ていたでしょう。」
アドバイスはこんなもので。
息子はそういわれて、子ども包丁でおっかなびっくりいろいろ叫びながら、捌いた。
素人でも上手くいく。
一尾できればあとは楽。
そして
上の鮎はから揚げ
虹鱒はムニエル。
息子が手伝ってくれたから、スムーズに料理に取り掛かれた。
生臭くもなく、癖もなく、
ハーブソルトとレモンで シンプルに美味しく頂いた。
お客に出すようないいものを、頂いてしまって感激。
と感じながらも、この日はかなりお疲れのわたしであった。