与え続けること と 工夫すること

2008/06/11(水)11:11

出逢いその4

食べること(152)

家にたどり着くころには、自転車をこぐ両腿の辺りは小雨でじっとりとズボンに滲みてきた。 顔は霧吹きを掛けられたような状態。襟巻きが代わりに濡れてくれていた。 本降りの中を戻ってくることにならなくて、ほんとによかった。 濡れたものを洗濯機に入れ、荷物を片付けている間に息子はお風呂からでてきた。 虹鱒を袋から出してみるとみごとなものだった。それをまな板の上に載せた。 それで、早速、「じゃ、虹鱒のはらわた出してね。」とお願いする。 「これから、魚を釣るなら、やっぱり捌けないと。 釣り店の人もおじさんも言ってたけど、釣ったらきちんと食べるのが責任。 とにかくやってみな」と今度はわたしがお風呂に。 「肛門に包丁を入れて、以前、某大学の釣堀で釣りをした時 お兄さんが捌いてくれるのを見ていたでしょう。」 アドバイスはこんなもので。 息子はそういわれて、子ども包丁でおっかなびっくりいろいろ叫びながら、捌いた。   素人でも上手くいく。 一尾できればあとは楽。 そして 上の鮎はから揚げ 虹鱒はムニエル。 息子が手伝ってくれたから、スムーズに料理に取り掛かれた。 生臭くもなく、癖もなく、 ハーブソルトとレモンで シンプルに美味しく頂いた。 お客に出すようないいものを、頂いてしまって感激。 と感じながらも、この日はかなりお疲れのわたしであった。

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