カテゴリ:家の中で。
私は、できれば修理して使いたいタイプ。 で、リュックサックの肩の縫製がほつれてきたので、 電話して修理してもらうことを問い合わせた。 買ったのところと、メーカーが違うので、一応買ったところに問い合わせした。 午後には携帯に電話が入り、 ファックスで送り先と修理代金を教えてくれた。 その日電話をとったのはお墓参りのあとの帰りの電車の中。 2,3日で修理して返してくれるというので、 帰宅して、すぐに、リュックを荷造りして、送り出した。 4日は出張でいないとのこと。 5日午前中着で宅急便を手配。 そしたら、今、宅急便がきたので、出たら、 そのリュックが戻ってきた。 びっくり。 修理もばっちり。 筆で和紙に書いてあル手紙が同封されていて、それもくるくると広げる和式の手紙。 「自分が作ったかばんなので、構造はよくわかっていて、 どのように修理したらよいかわかっています。」 アイロンで穴をあけてしまったところの修理には、 「自分だったらどのように修理してほしいか考えて修理しました。」 とあるではないか。 筆なので、読みづらいところもあったけれど、 この手際のよさというか、姿勢というか、 古きよき日本の職人の気質を感じた。。。。!! 今「大江戸リサイクル事情」という江戸の大リサイクルシステムのことが 書いてある本を読んでいるのと、ちょっとシンクロ。 ああ、ありがたい。この現代に、江戸の気質を持ち合わせているような 謙虚な職人がいたことを感じられて。 江戸の生活は すべてのものが次々と形を変えながら太陽エネルギーによって循環し、 植物がまた植物に戻る自然のサイクルが生活の基本となっていた「植物国家」だった。 このサイクルは昭和30年代まで残っていた。 そう、わたしが小さいころ、その一部の恩恵をうけてまだ生活していたことを 思い出す。。。土に還す生活。 ああ、この40年で日本はくるった一方通行の短絡的な方向に進んでしまった。 リュック、戻ってきてうれしい。 きれいに修理されてました。 もう10年ちかく使っているけれど、これからもずっとつかっていこうと思います。 さっそく、今日は雪なので、リュックででかけます。 感謝。越智さま 拝 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.06 09:35:23
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