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与え続けること と 工夫すること

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2013.05.04
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カテゴリ:本、雑誌から。



おっと大変だ~


有機栽培の野菜の種は、、、


現代ではほとんどの農家が、種苗会社からタネを購入する。

現代農業で使われるタネのほとんどは“F1”(Filial 1=1代交配種)と呼ばれるもので、

異なる品種のものを掛け合わせてできる。

1代目はきれいに揃った品質のものが収穫できるが、

2代目になると、品質に大きなばらつきが生じ、売り物にならなくなる。

そのため、種苗会社の思惑通り、農家は毎年、タネを購入せざるを得ない。

さらに問題なのは、種苗会社がタネを取る畑では必ずしも

有機栽培が行われているわけではないことだ。

農薬や化学肥料を使って育てられた野菜からタネが採取され、

更に種子消毒まで受ける。有機JAS表示を付けて市場に出回っている野菜でも、

タネにはほとんど、こうしたF1のタネが使われてきた。

いくら有機農法で育てても、タネが化学物質に汚染されていたのでは、

本当の意味で「安心・安全」な野菜とはいえない。




また、最近のバイオテクノロジー技術は非常に優れたもので、

あらゆる条件をタネにインプットすることができるという。

糖度や、ビタミン、ミネラルの含有度を高くしたり、低くしたりも自由自在。

使う農薬、肥料の種類などもあらかじめ、タネにインプットしておき、

その条件どおりの農薬と化学肥料さえ使ってやれば、予定通りに収穫できる。

このことを逆に考えると、

もともと農薬と化学肥料を使うことを前提としているF1の種を、

いくら無農薬無化学肥料で育てようとしても、うまくいくはずがないことがわかる。



また、種苗会社の畑のほとんどが国外にあることも問題だ。

「国産」の野菜でも、タネは輸入もの。

万が一何かの事情で輸入ができなくなれば、

野菜の供給はほとんど完全にストップする。

食料確保の安全面から考えて、これは非常に危険な状況だ。



そもそも、日本の土地に適した野菜のタネは、

日本で採れると考えるのが自然だろう。

5年、10年と、同じ土地で自家採種を続けると、

その土地の条件に適した遺伝子が残り、次第に丈夫で、

しかもおいしい作物ができるようになっていく。

土壌や気候風土と切り離して作物を考えること自体がおかしいのだ。

環境に適したタネは、やせた土地ならやせた土地に既に適応しているため、

農薬も化学肥料もなしに丈夫に育つ。

そんなタネを使ってこそ、有機農法はうまくいくのだ。



「在来種」は、通常「外来種」と対照的に用いられる言葉で、

昔から日本にある種という意味で一般的に使われている。

いわゆる「伝統野菜」がこの「在来種」だと世の中では誤解されることが多い。

伝統野菜とは、日本の各地方で独特な発達をとげた野菜で、

京都の「加茂なす」「聖護院大根」「鹿ケ谷かぼちゃ」や、

鹿児島の「桜島大根」、大阪の「水なす」などが有名だ。

近年、伝統的食文化を見直そうという機運の中で脚光を浴び、

全国的に知られるようになったり、全国的に流通するようになったものもある。

しかし、一般に流通しているもののほとんどは、種苗会社から買ったタネを使っている。

そして種苗会社の売るタネはほぼ例外なく、F1であったり、

化学物質に汚染されていたり、化学的操作が加えられているものなのだ。

つまり、外見こそ「伝統」的な形を保ってはいるものの、

それが本当に昔からある種=在来種なのかというと、実はそうでない。

本物の伝統的な在来種に似せてつくられた、新しい人工的な種なのである。






驚きの内容でした。


遺伝子組み換えの農作物は、大豆、コーン、菜種油が多いらしい。


ファミレスのサラダに彩り黄色いコーンが。












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Last updated  2013.05.05 03:10:52
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