立派でなくていい、自分を生きようとしていれば

まぁ小林麻央さんの訃報である。 上からも下からも何もえらそーに言えることがないほどの３４年の生きざまなのだ。 私はしょっちゅう歌舞伎座には行かないが 新之助ちゃん（海老蔵さん）の荒れっぷりというか あーーー、どうなるんだろうかこの子、みたいなエナジーを まさにオセロで両ばさみしたかのごとく ぱぱぱぱぱっぱぱぱぱーーーーーと男にし、夫にし、父にし 今やママまでやろーってか、といういでたちに変えてしまって この世を去ってしまわれた。 つらいね。 なんで立派な御霊の持ち主たちは早々に偉業をなしつつ 惜しまれながら去るのかね。 もっとゆっくりゆっくりダメな ニンゲンつーもんの愚かしき、面白き、この世時間を 過ごされてもよかろうに、と 思ってしまう。 前にも書いたが、私の友人で早世したのは 頭が下がる思いがする人ばかりだ。 天使のような人々は、きっときっと天の使いなのであるから 早々に、この愚かしき世を旅立って 天上へと戻ってしまわれるのか？と思えるほどだ。 そして残された ダメダメな自分、ってものにウダウダしているような 友人に知人に まっすぐな何か、を置いて残してくださるのだ。 その人を想えば、思い出せば何か 「あ、すみません、ほんとーーーに至りませんで。」と思えるような何かを。 で、あるのでこの世の友人、兄弟姉妹たち。 ぐだぐだと、笑いあいながら ったく、しかたがねーーなーーー、とつつきあいながら そんな自分と自分たちの この世時間を過ごしていきていきましょうか・・・。 で、北斎みたいに？（彼は偉大な絵描きだが） 人生６０年くらいのお江戸で８８くらいまで生きたというに 一説には「あと５年生かしてくれたら本当の絵描きになってみせたのにーーー！」って じたばた？っぷりを。 もちょっと生きればも少しくらいは善くなれたのかもなーーー、程度に ちょっと足りないくらいで居てくださいまし。 リトリーバル（死後探索）やってるんで 死別が別れではないことはわかってる。 でもね、 「ジタバタしてるキミが好き」ってな愛情は きっとこの世だけのものなんだよね。 それが恋しくて みんなこの世に戻ってくるのかもしれない、なんて 思ったりする日々。 訃報を個人的に二つもくらった日の 自分の昨日の気持ちでした・・・。