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カテゴリ:おもろい子どもとの日々
息子からlineで連絡が来た。
やーーーーーーっと晴れて 彼が今通っている学校で「カリフォルニア州民」生徒としての 資格を得たそうである。 やれやれやれやれーーーーーー(*´Д`) 私も知らなかったんだけれども(知るわけないんだが) いっくらアメリカ生まれで市民権があろうとも アメリカと言うのは州単位であれこれ制度が違っている。 息子が今通っているのは、カリフォルニア州立のカレッジなので、 本人や親がカリフォルニア州民であるのと そうでないのとでは、学費が約4~5倍違いがあるのだ。 で、州外民生徒と海外からの留学生はまったく同じ学費であるのだ。 で、州民として認められるには1年以上の居住が必要なのである。 このたび、晴れて息子は州民生徒として認められたらしい・・・ やれやれやれやれ・・・・ あーーー、この1年長かったー。 母はずーーーーっと学費学費で超貧乏でした(笑) 夫がいなかったら干からびているレベルでございました。 何より、息子もがんばったと思う。 何せ、「英語が嫌いでできない」アメリカ人でアメリカ帰国したんである。 ちょっとだけ「おかーさん、俺、アメリカもういいわー」と 言い出すのでは?と心配していた。 ま、そうなったらそうなったで、堂々と勉強できない日本人の1人として 生きて行けばいいんであるが そのレベルからともかく学校に行ってくれたことには 安堵している。 息子は勉強が嫌いだ。 昨日、今や日本は「教育後進国」でお先真っ暗、みたいな テレビをやっていた。 競争原理は教育に関してはまったく無効である、とのリサーチがあるそうだ。 できない子、学ぶことに面白みを感じられない子どもにとって 勉学とは苦痛なのだから当たり前だ。 そんなこたー、わかっているので和光学園に入れた。 強制されない、そして子どもの意欲を探してくれると思ったからだ。 でも、12年間、彼に勉学に対する意欲は点火しなかった。 それでもいい、 「勉学する意欲」よりも大切なことは 「生きる意欲」だと思うからだ。 和光ではそれは育まれたと思っている。 充分だ。 理屈のわからん衝動である「好き」こそものの上手なれ、なのだ。 私は放っておかれたら本を読んでいる子どもであった。 先人たちの知恵や気づきに関心があるわけだ。 これが息子にはまったくなかった(笑) でも、いーじゃないか、彼は彼なんだから、と思ってきた。 私には理解を絶しているもんを私の色に染める必要はないわけで。 本を読むのが好きでないのなら、 学校と言うところの基礎教科の出来は悪くて当たり前なのだ。 よほど視覚記憶(黒板まるごと覚えてられる)とか 聴覚記憶(先生の話した内容をまるごと覚えてられる)とかに 秀でていないと日本の学校教育では出来が悪い。 でもさ、それ人間の出来の良しあしと関係ないからね。 息子の「好き」や「意欲」はこれからだって 幅を広げていけばいいのだ。 まだ21歳なんだから。 私が彼をアメリカに戻すことに積極的だったのは 「留学」をさせたかったからではない。 日本の大学4年、はい就職、はいおめでとう、でなくていい、 生涯、自分なりに何かしらやりたいこと、やれること、 堂々と死ぬまで生き抜く底力みたいなもんが 日本から消えていってるからだ。 日本は悪い国とは思わない、 美点もたくさんございます。 でも、「意欲」は子供のころから そがれる流れがあるのも事実。 ま、そんなこんなをつらつら思った 息子のカリフォルニア州民認定報告でした・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月15日 10時28分14秒
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