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Mar 29, 2006
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カテゴリ:心の声。






みんなそれぞれに
忘れられない“思い出の曲”があるよね?(*'ー'*)

私にとっての忘れられない曲は

『真夏の果実』

今日久しぶりに聴いて“あの日”の思い出が鮮明に・・

jn



その日、私は極度に緊張していた。

憧れのケンちゃんとの初デートの日。

職場の先輩の遊び友達だったケンちゃんは
同じアパレル関係の仕事をしていて
オシャレでカッコよくてどこか可愛かった。

数回、一緒にカラオケへ行ったり
ボーリングへ行ったりして遊んだ。

少しずつ・・・
好きになりはじめていた(*μ_μ)

到底私なんて相手にされないだろうな・・
って思っていたら
ある日・・何と告白されてしまった(*・・*) 

まさに天にも昇る気持ちだったどきどきハート

初デートは映画。

ケンちゃんが選んだ『稲村ジェーン』を観た。

一緒に居られればどこだって
何の映画だってよかった。

それくらい、舞い上がっていた(笑)

座席に座っても映画に集中出来ないくらい
ドキドキしていた。

映画も後半にさしかかろうとしたところ
どうしてもトイレへ行きたくなってしまった(゜_゜i)

でも映画の途中、中座する事も恥ずかしくて
ずっとずっと我慢した。

映画の内容なんてもはや上の空。。

だんだん限界が近づいてきて
ついに
「ちょっとトイレ・・行ってくるね。」
席を立って外へ出た。


そのとたん


目の前がまっ白になって
倒れてしまった。

どのくらいの間
どんな格好で?(笑)
意識を失っていたかわからないけど
気がつくと遠くで

♪四六時中 好きと言って~♪

『真夏の果実』が流れていた。

ゆっくりと目を開けると
知らない人たちの顔がそこにあった。

「大丈夫ですか?!」
その人たちは口々にそう言った。

私の周りには人だかりが出来ていた。

ふと我に返って恥ずかしくなって
「はい、大丈夫です。スミマセン・・雫
と言って起き上がり
逃げるようにトイレへ向かった。

その時後ろから
「あんた、生理中じゃないとね?
生理の時は貧血になりやすいけんねぇ。」
とおばちゃんの声が追っかけてきた。

売店のおばちゃんだった(笑)

確かに、その時生理中でした(^-^;


おばちゃんはトイレまでついてきて
私が用をたす間も
ドアの前で待っててくれた(笑)

おばちゃんに深々とお礼を言って
トイレの外へ出ると
ちょうど映画が終わったところで
館内から続々と人が出てきた。


ケータイもない時代・・
人ごみの中必死でケンちゃんを探した。

やっと会えても
初デートだから何かよそよそしい(笑)

「ごめん、ちょっと気分が悪くなって・・」
って言ったら
「大丈夫? 逃げられたのかと思ったよ。」
ってケンちゃんは笑った。


ケンちゃんは毎日毎日
私の仕事が終わる頃迎えに来てくれた。

会社が入っているビルの前に
BMWを横付けして待っててくれた。

プレゼントも粋だった。

何をしてもケンちゃんは“華”があった。

でも、私はだんだん息苦しくなってきた。
自分でいられない、そんな感じがした。

出会って半年後

案の定破局を迎えた。





それから数ヶ月後・・

同じ場所にはKくんが待っていた。

ポンコツフェスティバを横付けして(笑)

Kくんは何をしても冴えなかった。
“華”もなかった。

ぬいぐるみ好きの私を喜ばせようと
巨大なプーさんのぬいぐるみを
助手席に乗せて迎えに来たこともあった。

正直恥ずかしかった( ̄ー ̄;


でも
迎えに来てくれてる車に乗った時
「ただいま~♪」
と自然に言えるような安堵感があった。

この安堵感が心地良かった。





今・・
そのKくんは
私の横でイビキをかいて寝ています。


私が“癒し系”?に走ったのは
このケンちゃんとの思い出が
大きく影響しているのです(笑)


『真夏の果実』を
春真っ盛りに聴きながら
思い出に浸った1日でしたさくら


『稲村ジェーン』
今度ダンナと観てみようかな♪(笑)




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Last updated  Mar 30, 2006 01:32:06 AM
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