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★★しょうどうぶつの森★★

★★しょうどうぶつの森★★

★1話~5話★

「5話」

次は切ないラブストーリーです。それは私自身の話です。それは20歳の時でした。当時の私は看護学生で日々を忙しく過ごしていました。そして看護学生2年の時に看護実習というものがあり・・ある病院の実習生としてほんの数週間でしたが結核病棟の受け持ち患者に私よりひとつ年下の男の子(当時19歳)の担当をその病棟の婦長に言い渡されました。

その子は最初は「なんで俺が受け持たれなあかんねん!」とヤンキー口調でふてくされ・・私の言う事なんて一向に聞かず反抗し続けました。なんとかしてコミニケーションを取らないと私としても学校から叱られてしまうわけで・・実習記録をつけないと話にならなくて・たわいもない会話から始め・そしてある程度会話が交わせるようになった時にずっと気になってた彼の大きなミッキーマウスのクッションが汚れを指摘して・それを洗濯してあげるという事から本当に素敵な笑顔を見せてくれました。気持ちよくなったクッションにもたれかけ・・「有難う!」そう彼は言ってくれました。

実習は週2回だったのでいつも会えるわけではないけれど・・。彼は打ち解けてくれました。そのうちに、「一度でいいから今度外出の許可がおりたらデートして欲しい・・」そう頼まれました・・でも看護学生と患者さんとのそういうプライベートな関係は看護学校から前もって禁止されていて・・私は「じゃ~早く元気になってね・・」そう言って逃げていました・・。でも彼は本当に外出願いを出したらしく・「せめて1・2時間だけでもいいから・・」そう言いました。私はこれ以上断り続けることは出来ない・・そう思い・・「じゃ・2時間だけなら・」そう返事しました。・・そして彼はレンタカーまで借り美容院で髪も整えスーツを着て・・私の看護婦寮まで迎えに来ました。

そして少し離れたファーストフードのお店でおしゃべりし・・そしてその後公園でゆっくりとベンチに座り話をしました。・・たった1度だけのデートでした。。その後・・「退院したよ。いつ会える?今月お誕生日だよね♪」そう看護婦寮に電話をしてくれたその日の夜・・彼は・・退院祝いを仲間と喫茶店でした後に・車のスピードをあげすぎ・・パトカーに追跡され・・そのショックからか・・心臓発作を起こし・・運ばれた病院で・・息を引き取りました・・

19歳の短い一生でした。彼の人生は幼い頃実母を亡くし・・出来のいい兄と比べられ・・・中学受験に失敗した事で非難され・・家を出て・・ガソリンスタンドで働いていた時に・・17歳で発病しそれからの闘病生活でした・・。彼と闘病生活を共にして一足先に退院した友達から私に伝言がありました・・。「あいつは本当に○○ちゃんの事が大好きだった・・忘れないでやってくれ・・」と・・・。彼の死が・・私のその後の生き方を変えました。。純粋で素直で・・背伸びして自分の事よりすぐ私の事を心配してくれた・・・

そんな人に対する優しさを彼は教えてくれました。一生懸命・・精一杯生きないといけないと・・・。彼の分までしっかりと・。どこかできっと見ていてくれると思うから・・・・・
★「遠い瞳」のポエムは彼への気持ちを綴ったものです。(RINOAのコーナー)

「4話」
1999年に出会った可愛いカップルのお話です。彼女は彼と出会う前に元彼に裏切られ・別れて間もなくだったけれど・・偶然が重なり・・今の彼と付き合うようになったらしく・・。彼女は彼と付き合う事でどんどん明るくなりました。だけど彼は・・メジャーデビューしたものの・・なかなか売れないバンドのメンバーで・・2年間の契約でだめなら・・契約取り消しという事態になり・・プロダクションから・・海外へ音楽留学するか・・辞めるか・・という選択を迫られたそうです。

彼女は彼のギターを弾く姿が好きであり・・何処かで寂しさを覚えながらも彼のバンド活動を支えて来ました。東京でライブに行ってしまえば彼女は大阪で寂しさに耐えていて・・。でも今度は・・海外で・・離れ離れになってしまう・・彼女は悩み・・泣きました・・。彼ももちろん悩み・・。そして・・彼が出した結論は・・「俺はおまえといたいから・・バンドをやめる。今度のライブで最後にする」と言ってくれたそうです。そして・・

本当に2000年の冬のライブで・・解散し・今はバイトで続けていた仕事を本職にし・・そして・・2002年11月に・・ウエディング・ベルを鳴らす為に・・二人で頑張っています。彼女も私もお互いの相手と一緒に出会い・・これからも一緒に・・親友でいようと誓い合いました・・。涙の数だけきっと・・幸せに近付いてる・・。そんな歌詞を信じていきたいと・・・・。(このカップルは2003年1月18日にゴールインしました)
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「3話」
私には年の離れた友人も多く人生の苦しみ悲しみを抱えた人も多い・・。XJAPANの私設FCで知り合った仲間の一人・・。40代の人だが・彼女は15歳年下の彼と一緒に住んでいる。彼が原因ではなく彼女は離婚し家を飛び出した・・。そんな時今の彼が助けてくれた・・。恋愛感情なんて起きるわけがない・そう思っていたらしいが・・しかし・・彼は違っていた・・私とも電話で彼と友人と話したが、彼女は「自分がこの先子供も産めない(帝王切開であり年齢もあり)から・・結婚はしない・・」と私に言った・・。一度目の結婚で悲しい目にあっているせいかもしれないが(彼女が離婚届を置いて家を出た次の日には元夫はもともと長く付き合っていたらしい 若い女性を妻にしていたとの事)男性不信もきっとあったのだろう・・。彼は「自分は結婚したいんです。でも・彼女の願いであるからこのままでいいんです。」と優しい声で私に言った・すごく礼儀正しい男性だった・・私が「どうか・・そばについてあげていてください。彼女を支えてあげてください」と懇願すると彼は「大丈夫です。僕が一生そばにいます。どんな形であろうとそばにいます」と約束してくれた・・。年なんて関係なく彼女が愛しいとの事・・彼女は今息子さんが早く結婚した為もう2人の孫を持たれているが 彼はおじいちゃんと呼ばれているらしい(笑)28歳のおじいちゃん・・。しっかり孫?(笑)のお世話もしているとの事・・2002年の年賀状で今もきちんと二人は仲良く過ごされている現況を知らせてくれた。いつまでも・・幸せでいて欲しい・・・
cross
「2話」
5月に入籍した友達の結婚までのお話です・・。何年も付き合っていたけれど・なかなか結婚という具体的な運びにならなくて・・彼女は・・何度も彼のいやな所を思い出し別れようとします・・。束縛が強くプライドの高い彼に疲れを覚え・・でもそんな彼だけど自分は尊敬していて・・だから辛いと泣いていました・・・・。しかし今年の春・彼女がどんどん明るくなり・・どうしたのかと思うと・・入籍したとの・・事・。一体彼女達に何が起こったのか・・。ただ・・入籍には記念日したい理由があったりするものだと思い・・彼女がなぜ悩んでいたのに入籍したのか・・聞きました。それは・・彼女の誕生日に・・一人暮らしの部屋に彼がやってきて・・ぶっきらぼうに・・「これが 今年の誕生日プレゼントや・・」と彼女にすべて記入済みの「婚姻届」を手渡し・・その足で・二人で区役所に届けたそうです。飾り気のない・・ぶっきらぼう半ば強引だけど・・・誕生日プレゼントが・・婚姻届・・・本当に結婚という言葉を男性が出さなかった場合・・不安な心が解き放たれる思いだろうと感動しました。
cross
「1話」
まだまだ・結婚が現実にならない二人の精一杯の心の契約を交わした出来事・・・年下の彼と2年ほど遠距離恋愛している彼女が・・やはり・・5つ年上である事と遠距離での辛さもあり別れを決意しながら・最後の新幹線に乗った時の事・・。彼は自宅住まいで彼の実家に招かれたものの・・彼は抜けられない用事が出来てしまい・彼女は彼の部屋の中で過ごし・心の中で「今日で最後」と思い出を刻み込んだ・・・いつもの様に時を過ごし・・そして・また離れ離れの生活に引き戻される新幹線に乗り込んですぐに・・彼が携帯で「カバンの前ポケットを動き出したら開けてみて」と伝えたらしく・・彼女は言われるまま・・前カバンに手を入れ・・1つの紙を手にした・・それは・・彼が彼女をどれほど愛しているかという手と・・記入済みの婚姻届・・「いつ出してくれてもいいから・・」と・・書かれてあった・・その瞬間・・彼女は・・「やっぱり・・離れられない・・」と涙が止まらなくなったっと・・話してくれた・・・。私は同じ遠距離で苦しい思いをしてきた者として・・その辛さが痛いほどわかる・・一日も早く・・彼女の幸せを願う日々である。

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