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○。あたしの手に、タカラモノみっつ。○

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2004/01/21
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今日はちょっといいお話。。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜お届けー♪

私は子供と、近所におさんぽに行きました。
私が生まれたところ。
変わらない家と、変わった家と。
昔遊んだ川を眺めたら、今はもう汚かったのが寂しかった。
でも、私は小さいころ此処で遊んだ。
姫にも見せてあげたくて・・・

色々歩いて回った。
昔、マジックを持っていって、伝言板代わりに使っていた公園の遊具。
別れた彼氏が、結婚を申し込んできた時に断って、
その彼氏が、

「じゃぁ、一年間だけこの公園に二人でマジックで言葉交換しよう」

そういって、始まった、不定期更新の、気持ちのぶつけ合い。
「愛」とは何かについて語らった、一年間。
初めは滑り台の裏から始まった。
そして鉄棒、シーソー、ブランコ・・・
二人で書き殴った。
お互い、時間もばらばらで。
いつ逢うかも解らなくて。
遭遇しないことを願いつつ、偶然の予感に公園に行ってみたりして。

(・・・考えたら迷惑な話ですよね・汗)

まぁ、今回実家に帰ってきたら、もう塗り返されて数年経ったらしく、
さびれた普通の公園だった。

子供とシーソーしながら
「ここに文字を書いたんだっけ・・・」
なんて独り言言って笑った。

その後、子供をつれて歩いて、遠回りして帰った。

道の途中で、ドラム缶でごみを燃やしているおじちゃんに遭遇。
田舎ならではの光景。

ああ・・・懐かしいなぁ・・・

うちもそうやっているんだ。
その時ふと思った。
立ち上る真っ白な煙が、まるで雲みたいだった。
私はその時子供の隣にしゃがみこんで、
同じ目線になった。

そして。

shizuku「あのおじちゃんがね、世界の雲を一生懸命作って空に模様を描いてるの」
姫「ほんとうなのぉぉぉ??」
shizuku「うん^-^秘密なんだけどね、こっそり此処で世界に広げているの」
姫「そうなんだぁぁぁ!!」
shizuku「うん、でも秘密のお仕事だから、誰にも内緒だよ?」
姫「うん!!!わかった!!」
shizuku「おじちゃん応援しよっか。^-^」
姫「おじちゃん、がんばれぇぇぇぇー!!」

なーんていう会話をしました。
おじちゃんも乗ってくれて、

おじちゃん「おぅ、頑張っていい雲作るから^-^」

って言ってくれました。
くぅぅぅ・・・いいおじちゃんだ。

子供の夢って大事。
私は、沢山夢のある子供に育てたい。
空想がすきとか、そんなんじゃなくて。
心が綺麗なうちに、
ドキドキわくわくを、一杯詰め込んであげたいんだ。
私の姫は・・・どんな大人に成長するんでしょうか。

夕方になって。

午後6時。
太陽が沈み、静寂が訪れる時間。
私は子供と手をつないで、堤防に登った。
見渡す地平線には、
太陽の面影が残る。

私は

紺碧に染まる空に、蒼緑とオレンジが融けて行くのを見るのが好き。
このグラデーションは不思議に繋がっている。
自然は大きい。
自然が織り成すこの「不思議な色」を
私はいつも心に刻む。
毎日違う融け方。

ああ、私は空が好きだ。


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Last updated  2004/12/20 05:50:54 AM
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