姫路駅えきそば
駅なかグルメの第二回目は、結構有名なのですが、JR東海道線の姫路駅のえきそば。国宝姫路城のある駅です。ここは、山陽新幹線がまだ走っていなかったころには、関西地区と中国方面の乗換駅でした。特急や急行、夜行列車もよく走っていたので、駅のホームには未だに洗面所があります。お手洗いではなく、本当に顔を洗って歯を磨くための場所で、横長に三人が同時に使えるようになっています。 当時からずっとあるのがえきそば。子どもころは、四国の田舎を訪ねるたびにここに降り立ち、乗換えました。そして、この立ち食いを食べるのが楽しみでした。そばの入っている容器は、プラスチック製で、当時は、列車内に持ち込んで食べたものです。(今は、持ち込み禁止になっています)全国でも珍しいと思うのですが、黄色の中華麺が和風のうどん出汁の中に。これがなんとも美味しいのです。独特のにおいがして、歯ごたえも硬めで、でも、ツルッとしていて。昨日、わざわざ足を伸ばして久しぶりに訪ねてみると、由緒書きがありました。当時、うどんは腐りやすかったので、色々工夫して、黄色の麺にしたとあります。困窮が工夫を生み、名物を生んだんですね。でも、密かにファンが多かったこのえきそばが、姫路駅名物と銘打ってあるのにはちょっと笑ってしまいます。17時までタイムサービスでなんと250円。とってもお得な名物です。昨日も電車が着くたび、行列が出来ていました。地元の人にも愛され続けているのが判ります。 人気blogランキングに参加しています。お気に召されましたら、押してください。