カテゴリ:タクシー事件簿
ぶったまげた・・・
午前10時22分。私は先の事故後、事後処理に追われ今朝はのんびり寝てました。 そこに見知らぬ電話番号から電話。 相手は言う・・・私 疲れたので、伏字なし、実名で。 「沖崎です。今回のこと、謝罪する気ありません」 それだけを大声で言い捨て、電話は切れました。 電話の主は、先の事故の加害者でした。 この耳を疑いましたともっ 信じられない・・・ いったい今回、どういう事故だったのか? 12月25日 22時頃。 夫が福井市内 通称・芦原街道で。空車(お客様を坂井市方面へお送りした帰り)でした。 次の予約が、福井駅22時12分着のご贔屓様のお迎えだったので、南向き、福井市街地に向け走行中、信号待ちをしていたところに、後方から居眠り運転の車にノーブレーキで突っ込まれました。 (居眠りは警察官の聴取に対して、本人はその場で認めています) 加害車両は全損。ウチのタクシーは後部大破、後輪もやられ、フロント車内機材までぶっ飛びメチャクチャ・・・ なんと、トランクの中の燃料タンクであるオートガス(プロパンガスボンベ)までが衝撃受けて動いてました。ガス漏れの危険あり・・・そんな状況でした。 むろん、こちらの過失ゼロは言うまでもありません。 加害者からは一切の謝罪も見舞いもありませんでした。 そんな現状で、本日29日にいきなりかかった電話がそれでした。 しかも、相手は夫が渡した営業電話の番号しか知りません。 なのに、緊急の場合を考え365日24時間電源ONの私の電話にかかったんです。 それはなぜか? 加害者の乗っていた車は、福井市内の某自動車販売会社所有。 早い話が、自動車会社のサービス用代車です。 これ、確かに自動車会社に所有者責任はありますが、端からそれを当てにして、 「ウチの社員に支払い能力も賠償義務も責任もない!補償は自動車会社がして当然!」 と、事故当夜に吠えたのは その 沖埼加害者の雇用主でした。 みなさま、ここで安直に、893か?とあらぬ誤解をしてはなりません。 私はけして彼らを庇い容認するわけでもないけれど、彼らは桜の大紋が怖い。できれば要らぬ対抗も過剰な威嚇もしたくない、ましてや 100%の事故過失を警察や被害者相手に開き直り脅迫逆上するほどのバカやキチガイではありません。いちおう、義理と人情、最低限の礼儀はわきまえている人の方が多いと思います。 よって、第三者からの借り物で重大過失事故を起して開き直り、強迫に及ぶ人種を十把一絡げに893と思ってはなりません。 今回の加害者は、「金が無い物から取れんだろ?」「俺の車ではない!」「補償は所有者や保険会社がして当然」ってのが言い分らしいですから・・・これは「ひとでなし」と、呼ぶべきでしょうね。 本日のいきなり電話に驚いた私は、先ずは車の所有会社の担当者に電話をしました。 「誠に申し訳ございません。私がお宅様の電話番号を教えて謝罪に行くように促しました。まさか、そんなことになるとは思いもよらず・・・本当にすみません・・・」 と、驚愕しつつ平謝りでした。追っかけ、その自動車会社の社長さんからも謝罪電話がありました。 しかしです・・・私は そんなことより、加害者の異常な精神状態にすっかり怖くなり、事故を担当した警察部署に電話をしました。 警「はい。それは交通課〇班の者に、しかと伝えますが、被害者に対して、加害者が一方的にそういう電話をかけてきたら・・・それは脅迫。交通課の管轄ではありません。もし、もう一度、そんな電話がかかったり、自宅に押しかけて来られたら即110番通報をしてください」 とのことでした。 ともかく、ウチは福井南署管轄、もしもを考え通報せねばと思いつつ、先ずは保険代理店担当者と加害車両の所有会社に報告の電話を入れました。 しかし、怒りというより不安がおさまらない私は、ドキドキしつつ、コーヒーを飲み、気持ちを落ち着けようとしてました。 そこに、ピンポンがっ・・・ 私、てっきりウチの加入する保険代理店の人か、車両所有者さんだと思い、無防備に鍵を開けたのが大失敗・・・鍵を開けるなり、押し入ってこられ、私は強盗が来たかと大悲鳴を上げました。 なんと、脅迫めいた電話をかけてきた加害者でした。 いきなり押し入ってきて、母親と思しき人も一緒でした。 男「ボクは脅迫電話なんぞしてません!!!謝罪に行こうと思って電話しただけです!」 と叫び、 母「うちの息子がいったい何を言った!どんな悪いことをしたというのですか!!!」 ですよ~~~(恐怖) 私、玄関先に飛んできたパパにその場を任せ、携帯片手に110番通報すると宣言。 まあ、待てよと言う夫の静止に従い、110だけ押して、発信は思いとどまりました。 夫の説教が始まりました。 「あんた、よ~考えやぁ~どこがウチの女房の聞き違いやねん、普通に謝罪しようと思う電話で、一方的にひとこと叫んでぶち切りするかぁ?だいたい、ボクはその場にいて、横で見てた!聞いてた!あんたは暴言一言で、瞬間で電話切った!嘘をついたらあかんやろ?あんた、自動車会社か保険代理店担当者から電話でど叱りされて これ以上の警察沙汰になるのが嫌で飛んできただけやろ?あかん、あかん・・・それは絶対にあかん・・・」 さて次の瞬間、今度は、加害者とその母と名乗る女性は自分たちの靴で濡らした土間に這いつくばり、土下座・・・ 「ごめんなさ~い・・・ゆるしてくださ~い!!!警察に電話しないでくださいぃ~~~」 大嘘泣きよろしくお題目のごとくに連呼。 うぅ~ん・・・映画かなんかで見たシーンかもぉ~~~ 見え透いてる・・・ いくらやめろと言ってもやめずに、ひたすら連呼・・・ 私「あのね、ごめんなさいや 許してくださいで済めば、警察も保険会社も要らんのよ~あんた、聞いたでぇ~車借りた自動車会社に、車の損害払えない、事故の責任もとれない。ってなこと言うたんやってぇ?メチャ怒ってはったでぇ~~~」 男「でも・・・本当にお金がないのでぇ~~~」 母「私もお金がないので、この後すぐに、働きに行かねばなりませんので、どうか許してください」 私「はぁ~~???じゃ、息子君、あんたはお勤めはぁ?」 男「はい、もちろん生活しないといけないのでちゃんと勤務してます!!!」 私「ほぉ~~~それは立派やねぇ~ならば聞くけど、車壊されて年末年始のかきいれどきに働けもせず、収入がないのに、加害者のあなたまでに電話で怒鳴られたり 押しかけられるウチはどうしたらいいんや?ウチの生活は?ウチの収入は?私の気持ちと迷惑、どうしてくれるん?うち、あなたを訴えると言いましたか?見舞金の催促でもしましたか?怒りましたか?」 と、聞けば・・・またまた土下座で、どこぞのお国の「泣き屋」なノリでした。 ともかく 私は疲れたので、帰ってもらいました。 加害者の母親は言いました。 「どうか許してください」 許してくれるまで連呼はやめないって感じで最後まで返事を求めていましたが、 「あのね、土下座なんてしないで、何の意味もありません。許せません。第一、ウチは事故の過失について、責めましたか?個人的に金銭要求でもしましたか?怒鳴ってきたのはお宅の方、ましてや車を借りた会社に対してまでゴネているのはそちらの方でしょ?ともかく、お帰り下さい!このままじゃ訴えられますよ、ウチからだけじゃなくて他所からもね、はやく 暴言吐いたり、ゴネた相手に謝罪に行けばぁ・・・自動車会社の社長さん、怒り心頭でしたけどぉ~」 と、かわして帰しました。 はぁ~~~~疲れた疲れた・・・ 実は・・・この日記を書いている間にも・・・次の事件が勃発・・・ 損保ジャパン福井支店の賠償主事からひどい電話が入りました。 もう、呆れまくる会話でした。激疲れ・・・電話応対の時間の時給か精神的慰謝料でも請求しようかしら? けして脅迫されたわけではありませんが・・・ 開いた口が塞がらない 超低レベルの言い訳電話・・・ 私の返事。 「はいはい・・・わかりました。 ともかく、年明けに、福井支店に出向きます。 それまでに、ウチの過去の自動車保険に関する履歴でもなんでもしっかり調べておきなさいね。 悪いが私は潔癖真面目が信条なの、厳しいことは言いますが、あなたに間違い指摘されたり、反論されるようなことは出てきませんから・・・ちゃんと学んで仕事をなさいませ。自社の保険契約者に対して甚だしい不安を与えるのは社長も支店長も好まないと思いますけどっ 以上!」 はぁ~疲れたっ・・・続きはまた今度。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[タクシー事件簿] カテゴリの最新記事
|
|