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2025.12.08
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カテゴリ:正法眼蔵

『正法眼蔵』原文〕

空花の空にさくも、またまたかくのごとし。

 

さらに余草にさかず、余樹にさかざるなり。

空花の諸色をみて、空菓の無窮ムグウなるを測量シキリョウするなり。

空花の開落をみて、空花の春秋を学すべきなり。

空花の春と余花の春と、ひとしかるべきなり。

空花のいろいろなるがごとく、春時もおほかるべし。

このゆゑに古今の春秋あるなり。

空花は実にあらず、余花はこれ実なりと学するは、

仏教を見聞せざるものなり。

「空本無華」の説をききて、もとよりなかりつる空花のいまある

と学するは、短慮少見なり。

進歩して遠慮あるべし。

〔『正法眼蔵』私訳〕

空華が空に咲くのも、またこのようである。

〔空花の空にさくも、またまたかくのごとし。〕

空華は決して他の草に咲かず、他の木にも咲かないのである。

〔さらに余草にさかず、余樹にさかざるなり。〕

空華のさまざまな色を見て、

空果(空の果実)の限りないことを測り知るのである。

〔空花の諸色をみて、空菓の無窮なるを測量するなり。〕

空華の開落を見て、空華の春秋を学ぶべきである。

〔空花の開落をみて、空花の春秋を学すべきなり。〕

空華の春とほかの花の春は、等しいのである。

〔空花の春と余花の春と、ひとしかるべきなり。〕

空華がいろいろであるように、春の時も多いのである。

〔空花のいろいろなるがごとく、春時もおほかるべし。〕

だから古今の春秋があるのである。

〔このゆゑに古今の春秋あるなり。〕

空華は実在するものではなく、ほかの花はみな実在するものであると考えるのは、仏教を正しく見聞したことがない者である。

〔空花は実にあらず、余花はこれ実なりと学するは、仏教を見聞せざるものなり。〕

「空もと華無し」というの説を聞いて、もともとなかった空華が今ある

と考えるのは、思慮が足らず見識が狭い者である。

〔「空本無華」の説をききて、もとよりなかりつる空花のいまあると学するは、

短慮少見なり。〕

更に進んで深く考えてみなければならない。

〔進歩して遠慮あるべし。〕

 

 

                 合掌






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最終更新日  2025.12.08 09:05:56
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