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正法眼蔵読解&世界におけるユニークな日本文明

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2026.02.12
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カテゴリ:正法眼蔵

『正法眼蔵』原文〕

 慈父大師釈迦牟尼仏シャカムニブツ、十九歳の仏寿より、深山シンザンに行持して、

三十歳の仏寿にいたりて、大地有情同時成道の行持あり。

 

八旬ハチジュンの仏寿にいたるまで、なほ山林に行持し、精藍ショウランに行持す。

 

王宮オウグウにかへらず、国利を領せず。

 

布僧伽梨フソウギャリを衣持エジし、在世に一経イッキョウするに互換ゴカンせず、

一盂イチウ在世に互換せず。

 

一時一日も独処することなし。

 

人天の閑供養カンクヨウを辞せず、外道の訕謗センボウを忍辱ニンニクす。

 

おほよそ一化イッケは行持なり。浄衣乞食ジョウエ コツジキの仏儀、

しかしながら行持にあらずといふことなし。          

 

 

〔『正法眼蔵』私訳〕                                          慈父であり偉大な師である釈迦牟尼仏は、十九歳の出家の時から、

深山で行持し、三十歳の仏寿に至って、大地有情同時成道(大地と有情と同時に成道す)の行持があった。

(慈父大師釈迦牟尼仏、十九歳の仏寿より、深山に行持して、三十歳の仏寿にいたりて、大地有情同時成道の行持あり。)

 

そして八十歳に至るまで、なお山林で行持され、精舎で行持された。

(八旬の仏寿にいたるまで、なほ山林に行持し、精藍に行持す。)                                      

(いつも大衆と一緒におられた。)

 

王宮に帰らず、国王となって国を治めることもなかった。

(王宮にかへらず、国利を領せず。)

 

木綿のお袈裟をかけ、一生の間それを換えることなく、一つの応量器を一生の間換えることがなく、一時一日たりとも、一人で過ごすことはなかった。

(布僧伽梨を衣持、在世に一経するに互換せず、一盂在世に互換せず、一時一日も独処することなし。)            

 

人間界や天上界の福報のためにする供養を辞退せず、

外道の誹謗を耐え忍ばれた。

 

すべて御一代の教化は、行持の日々であった。

(おほよそ一化は行持なり。)

 

お袈裟を身に着け食を乞う仏の行いは、

すべて全く行持でないものはなかったのである。

(人天の閑供養を辞せず、外道の訕謗を忍辱す。)浄衣乞食の仏儀、

しかしながら行持にあらずといふことなし。)

 
 

                    合掌






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最終更新日  2026.02.12 09:27:37
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