スッチーのおてまみ

ムラピトのみなたま
お待たせしたアル。

帰ってきた「リルのゲリア放送」です～パチパチパチ♪

って何の事かわからない新人たま。
「リルのゲリラ放送」の再放送を見るといいアルよ。



というわけで宿敵エルメスとの8ヶ月ぶりの再会。
なんとヤツは尻尾を最大限にふりふり、両足を差し出して
大歓迎してきたアル。
そんなに好かれていたとは・・・。
リルの右腕にはまだお前の歯型が残っているアルのに。



8ヶ月のうちにヤツも４歳の大人になり、成長したみたいアル。
前ほど見境もなく食べ物に飛びつかないので、台所仕事も楽々。
いや、それともこっちが慣れたのか・・・。
ヤツの鼻先に食べ物を置かない術を取得したからね。




おとといのこと。
保険勧誘のおじたまがうちにやってきたアル。
リルの海外旅行保険についての説明にわざわざ来てくれたアル。

エルメスが粗相をしてはいけないと思い、台所に閉じ込めたが、
ぎゃんぎゃんうるさくて説明に集中できない。
そこで、おじたまに犬を放していいか聞くと
「いいですよ～」とにっこり。
ドアを開けると、
エルメス大喜びでおじたまのところに飛んでいって体をスリスリ～。
「かわいいですね～」とおじたまも犬好きのようでほっとしたアル。

ところが・・・

エルメスが急におじたまのカバンに鼻ずらをつっこみ、中に
あった何やらプラスチック容器をくわえた！
おじたまは大慌てで無理やりエルメスの口に手をつっこみ
容器を取り返そうと必死。

「食べ物ですか？」と聞くと、
「大福です！」とおじたま。
「無理やり獲物を奪うと噛みますよっ！」と焦るおじたまを制して、
急いで冷蔵庫からソーセージをひとつ掴むとエルメスに放り投げたアル。
するとエルメスの口から大福がポロリ。
その一瞬のチャンスを逃さず、大福を救出！

大福はすでに容器を破られ、三分の一を消失していたが、
おじたまは「お見事！」としきりに感心。
でも、奪われた時の慌てようからすると、相当食べたかったもの
だったに違いないアル。残念ながら
救出した大福はそのままゴミ箱へ・・・。


というわけでエルメスは昔と変わらず食いしん坊であることがすぐに発覚したのであった。




次の日、シューロールおねえたまに、この保険屋大福事件の話をしたら
こんなことをのたまわれた。




「その大福、どうせ食べられへんのんやったら
エルメスにあげたらよかってん。ソーセージ１個
もったいなかったやん」





う～ん、保険屋のおじたまもリルもその発想はまったくなかったアルよ。
おねえたまはさすが大物アル。







最後にわたしゃ、リロではありません・・・。
シューロールおねえたま、妹の名前、間違えないでください。