カテゴリ:旅行の話
*** いもうと *** 性格が全く違う わてら3人姉妹 一番上の私は 自己中心的 3つ年下の妹は しっかり者 そして一番下は 天然ぼけぼけ型 ある時 横浜の 私が住んでいたマンションで 3人集まって テレビを観ていました すると突然 大きな地震が起こり 家の中の物が ばたばたと倒れ出した 関東に住んで地震に慣れていた私は 咄嗟に ガスを消し ドアを開けに 慣れない地震にオドオドする真ん中の妹は 無心に 倒れた物を 元の位置に戻していた そんな中で 一番下の妹は がたがたと揺れるテレビを 手で押さえながら 番組の続きを観ていた ★ 小さな頃から のほほんとしたリルは イラチな私の 意地悪攻撃の的だった 中学の頃 毎晩 毎晩 なんぼ言うても 電気とラジオをつけっ放っしで寝ている リルの 部屋に入ると 足で蹴飛ばし 叩き起こして 電気消せ~~ と大声で怒鳴っては 体を振り回していたものでした ある時 毎晩の事にぶち切れた私 リルのラジカセ 2階の寝室の 窓の外から 隣の田んぼの中へ 空高く 放り投げました ★ そんな姉妹関係ではありましたが リルが 仕事で東京の支社に抜擢され 私の住むマンションへ 同居を申し込まれ・・ OL生活と スッチー生活 生活パターンが違うので 一緒にいる時間も少ないだろう お互い 一人暮らしの気持ちで暮らせるかと 思って 同居 承諾しました 夕方 出かけて 朝 帰ったり 時差 ぼけぼけで 1日のサイクル まちまちな スッチーの生活 OLの生活と合わせられない その事 わかってたんか わからんかったんか 妹と暮らし始めた 最初のフライトで 太平洋の向こうから 時差ふらふらで ぼろ雑巾のようになって帰宅した私を 妹 蔓延の笑みを浮かべて 迎えてくれた 「 おねえちゃん おかえり 」 テーブルの上には お皿の上に きれいな散らし寿司 「 お腹空いてるやろ 思うて 散らし寿司 作ってん 」 家事というものした事ない 妹が 何時間もかけて作ったと見られる 豪華なチラシ ずっと私の帰りを待っていた 意地悪な姉 それ一瞥して 「いらん」 自分の部屋 入って そのまま寝てもた すごいショックやった 今まで意地悪ばかりしてきた私に ややこしげな チラシ 手間かけて作り 私の帰るんを ずっと待った いもうと あの時 素直に言えなんだ ありがとう の一言 言えなんだ 今でも時々 思い出しますねん あの時の ピンクのチラシ てかてか光った ピンクのちらし 今では よその国で なにやらごそごそ事業やってる いもうとよ 相変わらず のんびり 天然ぼけしてるけど あんたの隠されたパワーには びっくるするわ 押しておいてあげて下さい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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