2005/08/06(土)11:27
青年と壮年
朝のラジオ番組でオヤジの習性や話題を中心に笑わせているのを
聞きながら、なるほど自分もオヤジだ。と思いました。
この間、会社を留守にしていたとき、20歳くらいの若者が私を尋ねて
事務員にこう言ったそうです。「すいません、おじさんいますか?」・・
そういえば、最近、汗をかくところが昔と変わって、やたら後頭部が
ビショビショになったりします。さらに汗をかいた後、自分が臭かったり
もするなど、気づかぬうちに見た目や体質がオヤジになってました。
私は43歳ですが、いったいいつからオヤジになったのだろう?
結婚は24歳と早く、30歳ですでに3人の子供がいました。
たしか、このころは確実に外では独身で通っていたようです。青年実業家
とは言わないまでもなんとなく上り調子というか、社会人として成長期
だったかも知れません。業界でも最若手の役員でした。
ただ、このころからバブル崩壊とともに心身ともに
きつくなってきた思い出が多くなりました。その詳細は後日に譲るとして
冒険、挑戦より安定、防衛などに思考が移り変わってしまっていたように
思えます。年とともに風貌や体質が衰えるのは自然の理としてやむ得ない
ことですが、精神面での老いには抵抗し続けなければ青年の領域から
退場せざるを得ないのでしょう。
恩師は「未来を語るのが青年、過去を語るのは老人」であると
指摘していたのが思い出されます。
気持ちの中で青年であり続けたい、そんな思いで今日も後頭部の汗を拭いて
います。