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カテゴリ:最近の出来事から…
都下の街にミシンの修理に行きました。
何でも娘さんが別の専門学校を辞めて、靴製造の学校に入ってミシンが 必要になり、父親の知り合いから譲ってもらったものを修理したいとの ことでした。その娘さんはうちの会社の近所の靴学校なので、 自分で問い合わせれば良かったのになぜかこの話、最初からお父さんが 連絡を取ってきました。不可解な感じがしていましたが、実際いって 見るとずいぶんと娘さんをかわいがっているようでした。 そう言えば、以前にも娘さんが勝手にミシンを買ったらしく、 私が納品に行ったとき、台所のドアの隙間から心配そうに見ていた お父さんの影に気づいた事がありました。 また、別のところでも隣の部屋から靴屋になってもらわなくては困るな! と不機嫌そうなお父さんの声が聞こえた事もありました。今では、 靴学校が一般の専門学校としての地位を確立したとはいえ、父親が思いも よらない道にわが子が進もうとしたとき、とても不安で心配なのであろう と思います。それが特に20歳そこそこの娘さんでは・・・。 今日のお父さんも根掘り葉掘り、食事まで出していただき、業界の ことや靴産業の将来についてなど、いろいろ話をさせられてしまいました。 私の立場としてはできるだけ若い人たちの力になってあげ、少しでも 多く若者が靴産業に携わっていただくことが活性化になり自分の将来の 商売の励みになるという事を訴えたわけです。 それにしても、娘の行動に父親のゆれる気持ちは、分かるような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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