|
カテゴリ:最近の出来事から…
以前私が販売したお客さんから、ミシンの調子が悪いということで
連絡があり、調子を診にいきました。 工業用ミシンを一度販売して、調子良く使ってもらえれば、 メンテの依頼もなく、何年も音信不通になるお客様がほとんどですが、 稀に購入後何度も様子を見に行かねばならないお客様もいらっしゃいます。 私としてはミシンそのものに当りはずれがあるとは思いませんが、 購入者はそうは思ってくれていないようです。 調子が悪くなる要素は様々ありますが、手早く不調の原因を探して 対処してあげることにしていますが、業者の立場で先ず一番大事な ことはお客様を安心させ、この機械はダメだ!はずれだ!という気持ちを 起こさせないことです。経験上なにより困るのはいくら部品交換をしたり、 調整しても使っている人の気持ちがダメだと思ってしまうと本当に ダメな機械になってしまうものです。 機械にも人みたいに外科的な病とストレス性の病があるかも知れません。 ミシンなどいつも使っていていきなり調子を崩すかと思えば、 あくる日また調子良くなることもあります。 あるいは医者(私)が診に行くとしゃきっと良くなっていることもあります 使用者の気持ちが機械にも以心伝心しているとしか思えない時も 不思議なことに以外に多くあります。 今日のお客様は中古の機械で3度目のクレームでした。次に呼ばれたら 機械不審になって私の信用も無くしかねない状況でしたが、前回用意して 行かなかった部品をもって行き、やはりそこの消耗で調子が悪かったと 判断し、これを無償交換して事なきを得ました。 帰り際、あまり新しいご主人を困らせないように!とミシンに囁いて 帰ってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[最近の出来事から…] カテゴリの最新記事
|