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カテゴリ:考えごと…
先週の金曜日に東京ミシン組合の主催で中古ミシンの交換会という
イベントがおこなわれました。 私も役員で昼ごろから自分の仕事を放り投げて駆けつけました。 東京都のミシン組合員は小売、問屋、メーカー、関連機器などの会社が 120社ほどありますが、若手を中心に30人くらいの役員で運営しました。 私がこの業界に入ったころは350社もあったことを考えると1/3に 減少してしまったことになります。 15年ほど前にはこのように交換会という中古市の催しが毎月おこなわれ、 持ち寄ったミシンなどを競り落とす方式で盛り上がっていました。 海外シフトで衰退した国産アパレル産業のもとでは業者も減り、昔のような 元気もないのですが、まぁ、業界活性の一助になればということで、 入札方式で今回の開催になりました。 わいわいと大勢が集まって、これは高いだの、安いだの、新しいだの 古いだの‥。集まった60台ほどのミシンを囲んで楽しい日となりました。 私は司会進行役でしたが、6~7台ほど入札をしてみました。 勢いで高値を付けてしまった、骨董ミシンが落札してしまい苦笑しました。 皆もそれぞれ、同じような業者のようでも専門分野があり、あまり慣れない ゾーンはでとんちんかんな値段を付けていたようです。 私などは家庭用ロックミシンが欲しかったのに、一台も落札できず、 どうでも良いカバン用ミシンを落としてしまいました。 落札者発表は私がおこないましたが、皆が思っていた額より高額だったり 安かったりすると歓声が上がったりして一喜一憂して盛り上がりました。 終了後、懇親会にうつり8時ころまで騒いで解散しましたが、親睦と情報 交換という観点では成功に終わったと言えそうです。 ただ、参加者が今ひとつ少なく、関心がない人も多いことがわかり、今後の 取り組みの課題となったようです。次回は来春になりそうです。 インターネットでどんな買い物でもできる現代で、あえて現物を持ち寄って おこなう交換会の意義があるのか否か、私には疑問でしたが人間同士が直に 触れ合う場としては有意義であろうと、まんざらアナログ人間たちの 現物主義も捨てたものじゃないな。と思う一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 24, 2005 11:21:42 PM
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