食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

2014/04/23(水)20:58

今時、牛乳が栄養食品で、カルシウム供給源で、なくてはならないものだ、と思っている人がいることが不思議だ

牛乳・乳製品について(369)

以下のニュースが飛び込んできました。 牛乳15万人分調達めど立たず 京都・給食異物混入 京都新聞 4月22日(火)9時19分配信  小学校の給食の牛乳に異物が混入していた問題で、京都府などは牛乳の確保に頭を悩ませている。京都市など府内12市8町1村に供給していた雪印メグミルクの工場は23日以降も再開のめどが立たず、1日当たり牛乳パック約15万3千個の調達先が見つからないからだ。牛乳は安く、栄養価も高いため、教育委員会関係者は「代用できる食品を見つけるのは難しい」と困惑する。  各教委は、府畜産課を通して雪印メグミルク京都工場と同工場池上製造所(いずれも南丹市八木町)から牛乳を購入していた。しかし、16日に京都工場の牛乳から異物が見つかり、さらに18日に代替の神戸工場、池上製造所の牛乳からも異物混入の報告があり、小中学校など452校が21、22日の提供を取りやめた。  畜産課によると、府内の学校給食に牛乳を供給する他社の工場は京都や滋賀に3カ所ある。ただ、同課は「規模が小さく、数をカバーできない。メグミルクの工場で製造が再開されないと牛乳が確保できない」と説明する。  一方、牛乳は学校給食法に定められた「完全給食」を構成する「パンまたは米飯」「おかず」「ミルク」の一つ。京都市教委体育健康教育室によると、小学3、4年生の給食での目標摂取650キロカロリーのうち、牛乳1個(200ミリリットル)は138キロカロリーを占め、タンパク質は約4分の1、カルシウムは大半を担う。牛乳1個にカルシウムは227ミリグラム含まれ、小鉢入りのホウレンソウ70グラムで34ミリグラムしか含まれず、他の食品でカルシウムを補うのは難しい。  献立を作る同室指導主事の田畑英美栄養教諭は「カルシウムは家庭でも不足しがちで、1日の必要量の40%を給食で補ってきた。成長期の子どもには重要な栄養源だ」と指摘する。  また、雪印メグミルクによると、城陽市の小学校で最初に見つかった黒い異物のほとんどが、紙パックの封を閉める工程で出たとみられる乳成分の焦げだった。微小な金属粉も1個見つかり、紙パック組み立て時に付着した可能性があるという。  21日、メグミルクの担当者が府教委などを訪れ、謝罪した。府教委保健体育課は「外部検査の結果で安全性が確認できるまで京都工場などからの牛乳提供は再開できない。代用食品は各教委に任せている」としている。  府教委は21、22日に提供を見合わせる小中学校などを453校としていたが、452校に訂正した。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140422-00000000-kyt-l26 >牛乳は安く、栄養価も高いため、 >牛乳は学校給食法に定められた「完全給食」を構成する >「パンまたは米飯」「おかず」「ミルク」の一つ。 >牛乳1個(200ミリリットル)は138キロカロリーを占め、 >タンパク質は約4分の1、カルシウムは大半を担う。 >牛乳1個にカルシウムは227ミリグラム含まれ、 >小鉢入りのホウレンソウ70グラムで34ミリグラムしか含まれず、 >他の食品でカルシウムを補うのは難しい。 >「カルシウムは家庭でも不足しがちで、1日の必要量の40%を >給食で補ってきた。成長期の子どもには重要な栄養源だ」 ここまで牛乳神話は浸透しているのだ。 では、幕内秀夫さんのコメントの一部を紹介しましょう。 それにしても勉強不足、通俗的な記事ですね。 ―一方、牛乳は学校給食法に定められた「完全給食」を構成する「パンまたは米飯」「おかず」「ミルク」の一つ―  これは単に学校給食の「区分」の話であって、牛乳を出さなければならないなどという決まりはありません。まるで決まりであるかのような文章になっている。 ―田畑英美栄養教諭は「カルシウムは家庭でも不足しがちで、1日の必要量の40%を給食で補ってきた。成長期の子どもには重要な栄養源だ」と指摘する。―  日本人はカルシウムで生きていると考えている栄養士としては、普通のコメントですね。たぶん?この栄養士は自宅でも、健康のためにごはんや味噌汁にも牛乳を入れて食べているのでしょうね。いや、お風呂も牛乳風呂なんでしょう  昨日は某新聞の取材でした。やはり、この話になりました。 続きはこちら↓ http://blogs.yahoo.co.jp/makuuchi44/54626658.html 【楽天ブックスなら送料無料】マンガでわかる〈食育〉 [ 幕内秀夫 ] 【楽天ブックスなら送料無料】できる子の食事ダメな子の食事 [ 幕内秀夫 ]

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