12月8日を前に
このごろ、NHK朝ドラ『カムカムエブリバディ』の再放送に号泣している毎日です(^-^;)。紆余曲折の末に初代ヒロインのつれあいとなった夫が学徒出陣する・・・そんなところで先週は終わりました。周囲の人々もどんどん戦地へと赴いていき、やがて悲しい運命がさまざまな人々を待ち受けています。そんな物語と同様に現実でも、わたしたちの祖父母、両親たちは苦しく悲しい思いをしてきました。しかしそれは日本人だけではなく、敵国も戦地になった国も同じく大事な家族を失い、家や財産を失って辛い思いをされてきたことでしょう。明日、12月8日は、真珠湾攻撃の日です。この日は、日曜日だったそうです。キリスト教徒の方々にとっては日曜日は非常に大事な安息日です。そんな特別な日の礼拝前に不意打ちを受けたのです。80年経った今でも大事な日に不意打ちを受けた人々の怒りや悲しみは終わることはないでしょう。わたしたちが広島や長崎、そして各地の大空襲を決して忘れないように、真珠湾はハワイや米国の人々にとって絶対に忘れることのできない日です。私はきちんとそういった歴史を学ぶことなく、向き合うことなく過ぎ去った昔を自身のこととして深く考えることなく大きな犠牲の上に成り立っている豊かな文明を当たり前のように享受してきました。そんな愚かさを改めて反省します。敗戦国だ、あの国にやられた、などと言う前にすべきことがあると思いました。明日12月8日を前に当時のハワイと米国の方々に深く謝罪するとともに犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りしたいと思います。「リメンバー・パールハーバー」という言葉に託された深い傷と悲しみをわたしたち日本人は忘れてはいけない。そんなことを心に留めながら奇襲攻撃の時刻、明日朝7時55分を黙祷で迎えたいと思います。