「ハリー・ポッターと私に舞い降りた奇跡」 松岡佑子著
ハリー・ポッターと私に舞い降りた奇跡「ハリー・ポッターと私に舞い降りた奇跡」 松岡佑子著内容(「BOOK」データベースより)運命の糸に導かれるように巡り合った1冊の本。それが人生を変えてゆくまるで魔法のように…日本にハリー・ポッター現象を巻き起こした松岡佑子の愛と涙あふれる人生の旅路。 ハリー・ポッターシリーズ全巻の翻訳者であり、出版した静山者の社長である、松岡佑子さんの自伝です。実はこの本読むまで、松岡さんは本来黒子であるべき翻訳者なのに、ちょっと出すぎでは?なんて思っていたんですよね。いろいろなサイトで、翻訳について言われてましたし。でも、この本読んで、印象変わりました!松岡さんの努力と熱意、それに翻訳に関しての悩みや苦労、徹底ぶり、ハリー・ポッターシリーズへの愛情など伝わってきて、何度か涙しました。そして本の表紙や挿絵にほとんど注意を払っていなかった自分に気づき、改めてじっくり見てみましたよ・・・。ファンタジー小説で著者ローリングの言葉遊びを取り入れたネーミング、存在しないものに対する翻訳など、本当に苦労したようです。物語に夢中になって読んでる時は気付かなかったけれど、今度は1つ1つの言葉に注意を払ってじっくり全7巻、読みなおしてみたいと思いました。最終巻が出て、もう随分経つのに、まだこれほどわくわくドキドキさせてくれるハリー・ポッター。今年の11月の映画の最終章の前篇もすごい楽しみです。