流星屋

今日は午後からちょっとドライブへ。
と言っても、あてもなく近所を走るだけのつもりで出発。
ところが軽い気持ちで走っているうちに、道に迷ってしまった。
どんどん細くなる山道を登って行くルートに入ってしまい、
引き返そうにも一本道。ターンできる場所も見つからない。
しかも寂しい道の割に後続車がいるので迂闊に停車も出来ない。

助手席のお犬様専用ボックスでくつろいでいたしゅうも
なんとなくおかしいと気付いたのか、時折様子を伺うと視線が合う。
「ねぇ。大丈夫なの？」という顔で見つめている。
まるで困っているのを見透かされているようだ。

なす術もなく走りつつ、ようやく現れた交差点を勘に任せて
曲がりながら、なんとか見当のつく道に辿り着いて帰路に向かう。
内心ホッとしながらしゅうを見ると、しゅうは「ふんっ」とひとつ
鼻息をついてから、丸まってお休みモードに入った。

・・・もしかして、方向音痴を馬鹿にされてる？