流星屋

散歩帰りのしゅうの足を洗おうとした時に事件は発覚した。
水仕事がそろそろ辛くなる季節だというのに、うちの給湯器が故障したのだ。
お風呂の追い炊き機能は作動するが、どの蛇口からもお湯が出ない。

仕方がないので、保温ポットからお湯を調達して、しゅうの足を洗う。
・・・面倒臭い。
バケツに適温のお湯を用意して、手桶で汲みながら洗うだけなのに
やけに面倒に感じる。

蛇口のレバーにちょいと触れれば、いつでもお湯が出てくるのが当たり前。
そんな生活を続けていると、たかだか蛇口からお湯が出ないということが
とんでもない一大事に思えてしまうのだから、慣れとは恐ろしいものだ。

取り合えずお風呂には入れる状態なので、修理は明日以降でもいいや
と思いながら修理依頼をしたところ、タイミング良く作業員が来てくれて
故障発覚から１時間足らずで問題は解決。

便利な生活もいいけれど、たまには苦労した方が物事の有り難味が分かるというものだ。