流星屋

連日、鳥インフルエンザのニュースが報道される今日この頃。
いつも散歩に行く公園内に、「ハトに餌を与えないで下さい」の
看板が立った。

前々から公園内で鳩や野鳥にパンやお菓子を撒く人がいて、
食べ残しやら糞やらが段々目立つようになって来ていた。
鳥インフルエンザが騒がれ始める少し前辺りから、
糞の量が異様に増えていたし、公園近隣の住宅にも
鳩や野鳥の糞害が出始めていたらしい。
インフルエンザの件も手伝ってか、苦情が出て即看板が
立てられたようだ。

ちょっと園内のベンチで休憩・・・なんて座ろうものなら、
何処からともなくわらわらと集まって来て、物欲しそうに
目の前を右往左往する鳩達。
すっかり餌付けされてしまっている。
しゅうのおやつなんて取り出そうものなら、ねだるように
近寄ってくる始末。
（おいおい。鳥のササミだってば。共食いになっちゃうよ。
　鳩って雑食なんだっけ？）

私の生まれ故郷である鎌倉の鶴岡八幡宮の鳩達も、
一時期はもっと凄いことになっていたっけ・・・。
売店で鳩の餌を買った客に、ヒッチコックの映画のごとく
襲い掛かっているのを見てびっくりした覚えがある。
そういえばあの売店の鳩の餌。ずーっと昔は大豆だけだったのが、
いつの頃からか混合飼料になっていて、妙な所で時代の変化を
感じたりもしたなぁ。

神社や公園に鳩って、幼い頃から見慣れた風景だけど、
人間の生活の変化の巻き添えを食って、翻弄されているのかもしれない。
それでも彼らは生きて行く為に、知恵を絞っているんだろうなぁ。