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テーマ:カルト映画(14)
カテゴリ:テキトーな映画レビュー
映画の話をするときに、キム・ギドク監督作品を持ち出すと、「ああ、そっち系か」と思う方も多いのではないでしょうか。
それほど視聴者の好みがはっきり分かれる監督ともいえるでしょう。 彼の撮る映画は、叙景的で淡々としたコマ回しの中に、突如としてとんでもない暴力表現があったり、話を広げまくったところで勝手に終わってしまったりすることもあるため、エンターテイメント性に過剰な期待を込めて鑑賞すると肩透かしを食うかもしれません。 そういう意味では、キム・ギドク監督は韓国のデヴィッド・リンチ的なポジションに近いのではないかと思っています。 さて、前置きはこのくらいにして、今回は主人公が一言も口を利かない 2004 年映画『うつせみ(空き家)』(原題:빈집 ビンジップ)をご紹介します。 韓国語がわからない方でも内容をほとんど理解できるくらい、全体的にセリフが少ないのが特徴です。 ちなみに、この映画は韓国の映画館で鑑賞しました。
左に写っている男(ジェヒ)が主人公なのですが、寿司職人見習いみたいな髪型ですね。 獄中で頭を丸めるのでこのようになっていますが、序盤~中盤までは普通に髪の毛がありますので、ファンの方はご安心ください。 彼はこの作品では鍛えまくった肉体を披露していますが、元々は細身な方なのかもしれません。 何かの間違いで↓こちらの作品を観てしまった時に、あまりのスリムな体型に本人とはしばらく気づきませんでした。
一番左端がジェヒです。 とても細いですね。 ドラマの中ではさらに細く見えます。 韓国では、細身の芸能人よりモムチャンと呼ばれる筋肉隆々で長身の芸能人に人気が集まる傾向があります。 ジェヒ自身、主人公であるにもかかわらず、準主人公と並ぶと印象がかすんでしまうことがあります。 このため、韓国芸能人は、印象を良くするために身体を鍛えまくっていることが多いのです。 身体の線が細いというのは、ヤサ男というマイナスイメージが伴うことを踏まえながら韓流作品を鑑賞すると、面白さがアップするのではないかと思います。 ちなみに、『カラー・オブ・ウーマン』は、女子向けラブコメディドラマなので、当方としては苦手なジャンルだったため、第二話で断念してしまいました。 それはあくまでも当方の話ですので、お洒落なラブコメディがお好きな方にはきっと楽しめるドラマなのではないかと思います(全然フォローになってないか……)。 わかりやすいあらすじバイクにまたがり、民家にチラシを配って回る青年。 ついでに郵便受けのチラシをチェック。 チラシがたまっている家は、留守宅のサイン。 彼はそういった留守宅に忍び込んでは一人の時間を満喫するという、いわゆる空き巣狙い。 ある日、留守宅の豪邸に忍び込んだ彼は、美しい女性のセクシーな写真を発見。 そりゃあもうこれをオカズにしない手はないでしょうとばかりに、裸になってベッドに潜り込んだところで、写真モデルの張本人に目撃されて大あわて。 気まずい雰囲気のなか退散するも、顔にあざをこしらえている彼女のことが気にかかり、引き返してみるチラシ男。 豪邸を覗いてみると、彼女が夫からひどい暴行を受けている真っ最中。 さて、彼はこれからどうするのか? みどころ1. 犯罪行為を正当化する試み チラシ男は空き巣に入ると、そこで風呂に入り、飲み食いし、睡眠を取ったりと、やりたい放題です。 ここまでなら、なんて酷い奴だ!と空き巣に入られた経験のある方は拳を振り上げたい衝動に駆られるかもしれません。 しかし、彼のやりたい放題は基本的にそこまでです。 時計の狂いを直したり、壊れたおもちゃを修理したりと、ほんの少しだけ良い面も見せたりします。 しかも、金銭的なものには一切手をつけません。 ですから、たいていの場合は、家の主は帰宅すると、長い間壊れていたものが直っていたり、植木が元気になっていたりするという不思議な経験をするものの、彼に空き巣に入られたことを知らずに終わってしまいます。 空き巣に入ることは犯罪行為であるにもかかわらず、ひょっとしてそれもありなんじゃないかという錯覚を起こさせるテクニックですね。 2. 抜け殻女とチラシ男 金にモノを言わせ、無理やり結婚させられたのが見え見えの女。 当然、夫との関係は冷め切っています。 夫は、彼女の気持ちを自分に向けさせようとあの手この手を尽くすものの、一向になびく様子のない彼女に手を挙げては、無理やり自分のものにする始末。 長きにわたる虐待の末、うつろな目をした彼女は何の目的もなく毎日を送っているわけですが、そんな魂の抜け殻のような彼女の心の隙に入り込んできたのが例のチラシ男。 彼の方が若くて顔の造形も整っており、体格も良かったという理由で彼女がそそられたと解釈するのが一般的なスジですが、そういう下衆な想像はここまでにしておきましょう。 3. 静かなる主人公たち チラシを配りながら、堂々と空き巣狙いを繰り返す主人公ですが、彼は普段からあまり人目に付かないように用心しています。 しかも、彼は一切口を利きません。 不幸妻も抜け殻同然ですから、口を利かないまま淡々とストーリーが進行します。 それでも二人はとても幸せそうに見えるので不思議です。 ちなみに、彼女は既婚者なので、韓国で不倫をすると、姦通罪が適用されることがあります。 まあ、好きになったら理屈など吹き飛んでしまうのが愛というやつなのかもしれません。 彼女の場合は、たった一言だけ口を利くシーンがありますが、何と言ったのかは観てのお楽しみということにいたしましょう。 どうでもいいトリビア1. 何度も流れるアラビア音楽 作品の中では、ベルギー出身歌手ナターシャ・アトラスによる Gafsa という曲が何度となく繰り返されるのですが、「私にとってこの世には何の宿命もない あなたは私の愛する人だが、私とは釣り合わない」と歌っているあたりなど、まさに不幸妻の地獄の日々をそのまま表現したような曲ですね。 しかし、一度聴くと何度でも繰り返し聴きたくなる不思議な魅力を持っています。 2. 実はうっかり一度だけ喋りそうになっていたチラシ男 留守宅に老人の死体を発見したチラシは、こりゃまずいものを見たという顔をするのですが、その部屋を確認しようとする彼女を引きとめようとして、一瞬何かを言いかけます。 注意深く見ないと気付かずに終わってしまうシーンになりますが、気になる方はチェックしてみてください。 これは演技上のものなのか、ついポロッと口走りそうになったのかは謎です。 結末はある意味ハッピーエンドなので、悲しい映画が苦手な方でも楽しめると思います。 この結末についても触れようかと思ったのですが、結末の解釈は人によって異なりますので、今回のご紹介では控えておくことにします。 もし、この作品をご覧になった方で、エンディングネタバレについていろいろ語ってみたい方がいらっしゃれば、別途隠し記事か何かを用意するかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.03.10 10:01:20
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