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テーマ:楽天ブログいろいろ(1425)
カテゴリ:楽天ブログ・アフィリエイト関連
今回は久々にショップハンター記事っぽく、ブログアフィリエイトに焦点を当てて、今後のアフィリエイトの展望について 2 回に分けて語ってみることにします。
あまり頭を使わないやりかたはもう通用しないほんの数年前までは、ブログでちょこっと記事を書き、そこにアフィリエイトタグを貼っておくだけでも、そこそこ成果(売上)は発生していたことでしょう。 ページのいたるところにアフィリエイトバナーや画像を貼りつけて、自動巡回プログラムを走らせて儲けようという人達が爆発的に増え、いろいろなところで迷惑行為を繰り返していましたね。 そんなセコいやり方で儲けようとしても、いずれは痛い目を見ることになるだろうとは思っていました。 そして案の定、消費者のアフィリエイトに対する目はとても厳しいものとなり、サービス提供側からアカウント停止を食らったり、検索エンジンから締め出されるなどの制裁が下り、上記のようなやり方では絶対に稼げなくなりました。 また、内容の薄いブログ、広告だらけのブログも検索エンジンに嫌われる傾向がありますので、広告中心のブログはますますやりにくくなってきているのです。 参考記事: Google による広告満載ページの排除の動き アフィリエイトメインのページが Google 検索結果に表示されないワケ 中身の薄いブログに対し警鐘を鳴らし始めた Google への対策としてこれからできること 正攻法でも普通のやりかたではアフィリエイトで成果を出しにくくなってきているスパム行為を繰り返す迷惑ブログが一般の目に届かない場所に押しやられ、正攻法で運営しているブログが検索されやすくなったわけですが、明らかに以前より物品が売れなくなったと痛感している人も多いことと思います。 楽天アフィリエイト公式サイトでも、アフィリエイト記事の書き方を特設ブログでせっせとアピールしていますが、残念ながら記事のシェア率は低いですね。 他のところでも散々語りつくされたテクニックのリライト記事が並んでいるため、新たに学ぶところがないというのが一番の問題かもしれません。 このため、記事に書かれている手法をそのまま採用したとしても、目立った効果が見られてはいないだろうと容易に想像できるわけです。 視点をブログ管理者から訪問者にずらすと、モノが売れない理由がはっきりと見えてくるどうして以前より成果を上げにくくなったのでしょうか。 その理由は、顧客になってくれる読者層の購買意欲の変化にあると考えるのが妥当でしょう。 いくつか考えられる原因を挙げてみます。 1. 高価で高機能な製品よりも、安価でそこそこの機能を備えた製品なら満足できるという考え方が消費者に広く浸透した。 生活必需品のなかでも高価な部類の商品である白物(黒物)家電の悲劇は、このようなシナリオに近いでしょう。 a. テレビは平面型でデジタル放送が視聴できればそれで十分。何もハイビジョン対応である必要はない。 b. 洗濯機は全自動であればそれで十分。ドラム型、乾燥機などは不要。 c. 冷蔵庫は冷蔵室と冷凍室がついていて、家族 4 人分の食材を冷却できればそれで十分。急速冷凍室やエコ機能は不要。 商品の購入代金を故障するまでの年数で割った場合、エコ仕様が本当にエコなのかという疑問も生まれやすくなります。 マイナスイオンによる抗菌作用も、科学的根拠の裏付けがなされていないという発表も相次いでいますので、なおさらでしょう。 参考:科学的根拠をうたったネット広告にご注意! [外部リンク] 日本企業の多くは、良い商品を売って企業の発展につなげたいと考えるわけですが、基本機能のみを備えた輸入家電や、ブランドバリューををそぎ落としたジェネリック家電の普及スピードが速すぎるために、大手メーカーでさえも新製品を発表するだけでは売れない時代になってしまいました。 このほか、高価な商品として家、車などがありますが、一生のうちで絶対に購入しておきたい商品という位置づけから、購買価格と余生とのバランスがあまりにも見合わない商品として位置づけられ、あえて買わない選択をする層の人たちも増えてきています。 しかし、良いものを世に輩出して技術力を磨いていかなければ、日本の技術力が世界のトップリーダーとしてのレベルを維持できなくなることはおろか、消費者の意識そのものも、より良いものを求める方向に向きにくくなってしまいますので、メーカー企業はそれでも高機能な製品を作り続け、顧客に夢を与えていかなればならないというジレンマに陥っています。 メーカーが多額な宣伝費を投じてもモノが売れないのですから、営業力・社会的影響力のないブロガーが頑張ってもまともに売れないのは当然といえます。 2. 消費税は上がったのに、肝心の賃金の方が上がっていない人が多い。 入ってくる賃金が増税前と同じということは、それだけ購買力が落ちていることを示しています。 極端な言いかたをすれば、以前より貧乏度がアップしたということです。 増税に向けて資金繰りが間に合わずに倒産してしまった企業が続出したことを考えてみても、仕事の減少、将来的な経済不安などからますます財布のヒモを固くしている人たちも増えています。 買いたい気持ちはやまやまだが、今買わなくても間に合うなら、本当に必要になるまで買わないでおこうということになるわけですね。 3. 嗜好品に課せられる税が上昇傾向にある。 たばこや酒にかかる税は上がる一方です。 増税に際して嗜好品を止め、その分を生活費に回す人も明らかに増えていますね。 4. 加速する高齢化社会、年金受給人口の増加により、より高度で快適な生活よりも、現状維持型の生活を求める層が厚くなった。 高度経済成長期のまっただ中、労働が賃金に直結していた年代層の人々がこぞって引退し、年金生活に入りました。 毎月まとまった額をもらえる給与の中で楽しんでいたプチ贅沢ができなくなるわけです。 そして、目減りするいっぽうの年金の中でやりくりしたいと考えるようになるため、結果として贅沢したいという発想から遠ざかっていきます。 5. 若年層でさえ、倹しくも安定した生活を求める傾向が顕著に出てきている。 海外旅行より国内旅行、自家用車よりも電車やバスで移動、飲食店でオールナイト飲みよりも数人で家飲みするなど、贅沢よりも中身の充実度を求める若年層が増え、浪費しなくなっているのもモノを売れなくしている原因となっています。 全体的に今後モノはもっと売れなくなる前段でご紹介した内容をさらにまとめててみます。 1. 日本の少子化が進み、購買層が急激に縮小している。 2. 基本的に無駄づかいをしない若年層をターゲットにした商品は、高額にするとまず売れない。 3. 労働者は将来の経済不安を抱えるあまり、買い物にあまり冒険を求めたがらない。 4. 年金生活者は貯蓄を食いつぶす消費を好まないので、可能なかぎり年金の範囲内でやりくりしたいと考える。 今後は奇跡でも起こらないかぎり、ますますモノが売れなくなっていくでしょう。 購買意欲のある人口そのものが減ってしまうのですから、当たり前ですね。 このままでは、日本国内の現状の広告サービスもどんどん衰退に向かっていくでしょう。 たとえば、駅構内の広告板も白抜きの部分が目立つようになってきています。 都心でこれですから、地方ではもっと悲惨な状況かもしれません。 アフィリエイトプログラムもアフィリエイターに還元できる報酬が減少していくでしょうから、サービスを縮小しながら、徐々に終焉の道をたどる可能性もあります。 次回は、このような状況をふまえ、今後のブログ運用についてあれこれ述べてみることにします。 次の記事:アフィリエイトをやっているブロガーが今のうちから考えておきたいこと (2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.15 11:23:41
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