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2014.08.19
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テーマ:読書感想文(683)
カテゴリ:元気が出る話
 学生さんは夏休みもそろそろ終わりですね。
 なあんて地獄の一言を放ってしまいましたが、残り少ない夏休みを思いきり楽しく過ごしていただきたいと思います。

 ところで、いつまでも減らぬ宿題の山に頭を悩ませている方もいらっしゃることでしょう。
 特に読書感想文の課題は、本選び、読書、文章書きの 3 ステップで完成するため、読書嫌いの人にとっては頭の痛い問題ですね。

 漫画ならスラスラ読めちゃうんだけどなあ。
 つまらない本を読ませようとする学校が悪い。
 その考え方は間違ってないと思います。
 面白いとわかってる本なら読む気も起こるというものです。

 しかし、社会人になれば、仕事をしつつ、かぎられた時間のなかで読書してレポートや企画書を書く必要が出てくることがあります。
 というわけで、学生のうちに読書習慣をつけておけば、将来いろいろな場面で力になってくれることはまちがいありません。

 今回は、本嫌いの人向けに、楽しい読書のしかたと読まれる感想文の書き方をご紹介します。

1. 本の探しかた


 課題図書が出ている場合は、タイトルをネットで検索してみましょう。
 必ず本の感想が見つかりますので、面白い、と評価している人が多い本を選びます。
 いきなり WikiPedia に行ってしまうよりは、一般の人がよいと評価している本が読みやすいことが多いです。

 自由に図書を選択できる場合は、読みたいジャンルを最初に決めましょう。
 純文学、ドキュメンタリー、旅行記、冒険もの、恋愛もの、推理もの、など、学校で許可されているジャンルから探します。

 とにかく自分に合った本を見つけたい!という方のために、本のレビューが読めるサイトをいくつかご紹介します。

(1) ブクログ http://booklog.jp/

 テーマ別のまとめページがおすすめですね。
 あなたの興味を引きそうなジャンルやテーマ別に、本を一覧でまとめてあります。
 同ページの下部に、ジャンル別まとめがありますので、さらにリストを絞り込むこともできますね。

ブクログのジャンル別まとめ


(2) 読書メーター http://book.akahoshitakuya.com/

 圧倒的なレビュー数を誇るマンモスサイトですね。
 トップページに注目の本が並んでいますので、そこから選ぶもよし、人気作家から選ぶもよしですが、個人的におすすめは、人気ジャンル一覧です。

 ためしに、面白い本おすすめランキングを見てみましょう。

読書メーター

 本のリストが読者登録数別に並んでいますので、その中から気になる本を選ぶだけでワクワクしてきますね。
 本をクリックすると、ユーザ別のコメントを読むことができます。
 心に響くコメントの多い本から、自分に合いそうなものを探してみるのもアリでしょう。
 また、同じ作家の本も関連書籍として紹介されていますので、見て回るのも楽しいですね。


(3) bookvinegar http://www.bookvinegar.jp/
 
 どちらかというと、プロ仕様に近い、ビジネス系の本の書評が読めるサイトです。
 学生はもちろんのこと、忙しい社会人の本探しにぴったりですね。

 ためしに、今一番人気の本、『イノベーションの最終解 (ハーバード・ビジネス・セレクション)』のページを見てみましょう。
 http://www.bookvinegar.jp/book/12698/summary/

bookvinegar の書評

 487分という読書時間の目安がわかるほか、書評、要約まで紹介されているため、個人的にはこのサイトが超おすすめです。

2. 本は後ろを先に読もう


 この後ろとは、あとがきのことです。
 筆者とは別の作家や評論家が自分の感想や、筆者との対話をもとに文章を起こしていますから、本編を読んだあとに、裏話や見どころを楽しめるという、超お得ポイントになっています。

 まずはここに目を通しましょう。
 筆者の人間像や考え方、作品に対する思いなどが綴られていますので、そこで情報を仕入れ、気になるところをメモっておきましょう。

3. ネットであらすじゲット


 人気書籍はもちろんのこと、出版されている本のほとんどは、かならず誰かがあらすじや感想を公開しています。

 あらすじを知っておくだけでも理解度に差が出てきますから、このステップは重要です。
 前述の「1. 本の探しかた」でご紹介したサイトから情報を仕入れてもよいですが、ネタバレ防止のために詳細情報は手に入らない可能性もあります。

 ここは検索エンジンを使って、本のあらすじ情報を検索してみましょう。

4. 知らないことを中心に理解しながら読む


 いよいよ本読みです。
 すでにあらすじはゲットしてありますので、あらすじに書かれていないことを中心に読むようにします。

 読書で大切なことは、話の筋でわからないことをそのままにしないことです。
 あらすじを見返したり、登場人物、背景設定、時代設定など不明な部分はメモしておき、ネットでキーワード検索しながら理解を深めましょう。

 途中、これは面白いと感じたページには付箋を付けたり、紙を挟んだりしておきましょう。
 後でいつでも内容を再チェックできます。

5. 感想の下書きをする


 あらすじがそのまま書かれていて、最後に「面白かったです」という子供だましの一文が添えられているパターンが一番つまらない読書感想文です。
 また、自分が読んでつまらない文章は、他人が読んでもつまらないと言われます。

 読書感想文の面白さは、もとの題材は本でも、そこから自分の思いを自由に膨らませてもよいところにあります。
 模範的な解釈がまちがっていたとしても、その独自の解釈が面白いと評価されれば、コンクールに出してもらえることもあります。

 そのためには、自分の思いを突きつめることが大切です。
 前述で付箋や紙を挟んだページをふり返り、最も強く心を打たれた部分から発想を膨らませていきましょう。

 たとえば、こんなことがわかったりすると面白いかもしれません。

 1. 〇〇という登場人物についてよくよく考えてみたら、どうしようもないダメ女だった!
 2. 結末が気に入らなかった理由を挙げていたら夜が明けた
 3. 人付き合いのテクニックを実践してみたら、見事に撃沈した件と反省点(実用書の場合)
 4. ストーリーの矛盾点をダメ出し
 5. 生きにくい世の中だが、この本を読んだら今の時代に生まれたことがラッキーだったとわかった

 あとは、いくつかの候補のなかからターゲットを選び、自分の思いを含めながら文章にしていくだけでです。
 いきなり原稿用紙に書かず、PC のワープロソフトを使って書けば、編集が簡単ですのでおすすめです。

 もともと文章を書くのが好きな方なら、あっというまに所定の文字数をクリアできるでしょう。
 あまり文章が得意でない方も、ひとつひとつの文章は短くても構いませんから、思ったことをどんどん並べていきましょう。

6. 前後のつながりを意識しながらまとめる


 読みやすい読書感想文にはストーリー性があることが重要です。
 起承転結を意識するために、とっかかりやすい部分からブロックごとに内容をまとめます。
 やりやすい方法は、面白い部分から書いていき、導入部分とまとめを追加して仕上げる方法ですね。

 お好みのスタイルで、きちんとストーリーができるように完成させてみましょう。

7. 校正する(一回目)


 自分のわかる範囲で、言葉づかい、漢字のミス、文法ミスを修正していきます。
 Microsoft Word をお使いの場合は、ソフトに付属の校正ツールを使うと手軽に文章チェックできます。

 オンラインで利用できる文法チェックツールを使ってもよいでしょう。

 日本語文章校正ツール https://www.japaneseproofreader.com/
 日本語文章校正をサポート。http://www.kiji-check.com/

8. 人に読んでもらう(一回目)


 ここまで仕上がったら、家族や親しい友人に読んでもらい、ダメ出ししてもらいましょう。
 わかりにくい部分、くどい部分などの指摘があったら全部メモしておきます。

 全体的につまらないと言われてしまったら、どうしたらもっと面白くなるのか聞いてみてもよいですね。

9. 校正する(二回目)


 ダメ出しのメモをもとに、文章を書きなおして二回目の校正を入れます。

10.人に読んでもらう(二回目)


 修正版の読書感想文を読んでもらい、もう一度ダメだししてもらいます。
 スゲー面白いと言ってもらえる内容になっているのがベストですが、面白さを狙うより構成力を大切にしたい場合は、全体のまとまりを評価してもらいましょう。

 あとは、納得のいくまで校正→ダメだしを繰り返して完成です。


【重要】

 他人の書いた文章をコピー&ペーストすると著作権侵害になりますから、絶対にやめましょう。
 他人の詩を勝手に転用してコンクールで受賞してしまった学生がニュースになったこともありますが、盗作は後ろめたさが残るばかりではなく、問題が表面化すると重大問題に発展します。

 自分の思いを自分の言葉で綴ることが大切です。


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最終更新日  2014.08.22 22:20:34


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