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2015.01.04
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 明日から仕事始めのみなさま、いかがお過ごしでしょうか?
 私は元日から作業してましたのでエンジンはほど良くかかっていますが、朝の電車はどうもイヤですね。

 年末年始はバタバタしておりましたが、映画も観に行けました。
 「地球は青かった」でおなじみのガガーリン宇宙飛行士生誕 80周年記念映画『ガガーリン 世界を変えた108分』[2014年]ですが、現在東京では新宿のシネマカリテでしか上映してないので、興味のある方はお急ぎください(今月中旬まで)。

『ガガーリン 世界を変えた108分』 [公式サイト]
 
 さて、今回ご紹介するのは SF でもアクションでもなく、家庭的ブラックユーモア映画『ウェルカム・ドールハウス』[1995年]です。
 普通に多くの人が経験する兄弟格差をテーマにした作品ですが、兄弟バトル真っ最中の人には結構グサリとくる内容かもしれません。

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 十数年前にこの作品をレンタルして、一週間滞納したことがあるのですが、その恨み節的なレビューとしてテキトーにご覧いただければ幸いです(返却日を一週間間違えて覚えてた自分が悪いんですけどね)。

わかりやすいあらすじ


 成績そこそこ優秀の兄(残念顔)、存在そのものが愛くるしい妹(超可愛い)にはさまれた卑屈な長女(とっても残念顔)。

 三兄弟の真ん中は上からも下からも比較の対象となる運命。
 勉強と楽器ができる兄、バレエができて大人に取り入るのが異様に上手な妹に比べ、長女(真ん中)は取り柄なし。
 取り柄のない真ん中をサポートする気ゼロのクソ親。
 そのくせ、妹に対する異常な溺愛ぶり。

 こんな環境で妹を好きになれと言われてもそりゃあムリ。
 学校でもやたらと絡んでくるイジメ男。
 唯一の心の安らぎは、兄のバンドのイケメンヴォーカルを見つめながら妄想をふくらませること。

 そんな中、妹が行方不明に。
 オロオロするばかりの両親、全く関心を示さないクソ兄、そしてこの状況に戸惑う真ん中。

 ついに真ん中は妹探しの旅に。
 はたして妹は見つかるのか?
 ちょっとくらいは真ん中としての手柄を立てられるのか?

みどころ


1. 人間顔じゃないと言いつつ、みんな美形好き。これ現実アルヨ。

 「いっぺん自分の顔を鏡で見てみろ」と人から言われたら傷つきますね。

 顔の造形が残念だという自覚はそれなりにあっても、もしかしたら人が言うほどブスじゃないと信じたい自分。
 イケメンヴォーカルに一目ぼれしてしまってからは、彼を振り向かせたくてたまらない。

 彼もテキトーに話を合わせるタイプなので、心のこもってない受け答えなんかしちゃって悪いヤツですね。
 社交辞令を真に受けて一喜一憂する真ん中が見ていて痛々しいです。
 この真ん中は今は大女優のヘザー・マタラッツォが演じています。

2. 三人そろって性格ブス

 兄は自分の得にならないことは絶対にやりたがらないタイプ、卑屈な真ん中は裏では殺意丸出しでブチ切れまくり、妹は妹で自分が可愛いとわかってるから、真ん中をダシに何をしても許されると思っています。

 もうどうしようもないですね。この三人。

 この中で一人くらいは性格のイイ奴がいてもよかろうと思ってしまいがちですが、よくよく考えてみれば、他人を思いやる余裕なんてないのがフツーの子供の特徴なんですけどね。

3. Welcome to The Dollhouse

 兄が所属するバンドの代表曲『Welcome to The Dollhouse』。
 この作品のタイトルでもあります。

 サイケロック調で意外とノリの良い曲なのですが、ヴォーカルがヘッタクソです。
 サントラ欲しいなあと一瞬思ったものですが、このヴォーカルはちょっと勘弁ですね。

 ちなみにこのイケメンヴォーカルは前歯を治す前のエリック・メビウスが演じています^^。
 イケメン・ヴォーカルに合わせてハミングする真ん中の歌声の美しさにビックリ。
 これはこれですごい取り柄だと思うのですが、役柄的に取り柄なしという設定なので、ちょっと違和感が漂いましたね。
 わざと音痴にハモった方がしっくりきたかもしれません。

4. イジメっ子

 学校では弱者にグループでちょっかいを出しまくり、真ん中には「犯すぞ」と近づくイジメっ子。
 ところが二人きりになると純情でロマンチックな一面も見せたりするギャップの激しさ。
 このイジメっ子が作品の中で一番まともなヤツに見えてきます。

 表では強がっていても、裏では普通に彼女をつくって恋愛をしたいお年頃。
 高嶺の花には手は届かなくても、手っ取り早く残念顔の真ん中なら脅して手ごめにできると目をつけたのがミエミエなのですが、かまっているうちに真ん中を本気で好きになってしまうところなんて、傍から応援したくなりますね。

 いや、本当は美人好きだが、性癖的にはブス専という方向性が意外と当たっている可能性もあります。

どうでもいいトリビア


1. 夜明け

 主人公(真ん中)の名前はドーン。英語で書くと Dawn で、夜明けを意味します。
 この名前から発せられているメッセージは、未だ明けない夜をさまよっている彼女の姿でしょう。
 成長過程において、自分に何ができるかわからない状態にイライラし、それでも色々なことをあきらめるには早すぎる年齢。

 変わるチャンスはいくらでもあるのに、このイヤな環境も住み心地がよくなると離れられなくなり、結局変われない。
 こういった思いは誰しも抱えているものなのかもしれません。

 どうせ頑張っても何も変わらないと思うのは、ただの思いこみという可能性もあります。
 年明けは自分を変える絶好のチャンスです^^。

 ちなみに真ん中のフルネームは Dawn Wiener なのですが、wiener って皆さんご存知のウインナーソーセージのことでございます。


2. 時代背景は 80年代後半~90年代初頭

 イジメっ子と真ん中がのんびりとした時間を過ごすシーンで、カセットテープから流れて来る曲が『Lost in Your Eyes』。
 16才でデビュー曲『Only in My Dreams』を発表し、天才シンガーソングライターとして名をはせたデビー・ギブソンの1989年の伝説のヒット曲ということから時期がわかります^^。



3. 突然現れる食べ物

 兄を家で待つことにしたイケメンヴォーカル。
 突然の来訪にウキウキしながら、彼女なりに最上級のもてなしをしようとするシーン。

 イケメンヴォーカルに話しかけながら木のお盆を取り出すカットから、次のカットに移った一瞬で、お盆の上に食べ物が盛られています。



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最終更新日  2016.10.26 22:55:49


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