ショップハンター

2017.04.30
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カテゴリ:元気が出る話
すっかりこちらのブログはご無沙汰しておりましたが、今回は気まぐれにどうでもいい話を書いてみることにします。

 横浜中華街で所用をすませ、帰りの電車に揺られておりました。
 私の隣に座った4~5歳くらいの女の子の足癖がとても悪く、ガンガン私のふくらはぎを蹴っ飛ばしてたんですね。

 楽しそうなのはわかるんですが、私はそこまで楽しくなかったので、次蹴ってきたらヤメロと言おうと思ったんですよ。

 でもおばあさんに先を越されました。

「もぉ~この子ったら。ダメでしょ。本当にすいませんねえ~」

 おばあさんから低姿勢で謝られたら、もう喜んで許すしかないじゃないですか。

「あ~小さいですからね。しかたないですよ」

 そう返すと、女の子はしゅんとしてしまいました。
 おばあさんに叱られるのは慣れていても、他人に何か言われると、ちびっ子心にグサリとくるのかもしれません(こちらは叱ったわけではないですけどね)。

 おばあさんと女の子は小声でおとなしくおしゃべりを始めました。
 ほどなくして、会話に混じってとても不愉快な音が聞こえてきました。

 キュッ、キュッ、キュキュキューーー、ギュギューー!

 そっと視線を移すと、おばあさんと孫娘が楽しそうに小声でおしゃべりしながら、大きな風船細工をいじくりまわしていたのです。

 誰にでも生理的に受け付けない不愉快な音というものがあると思いますが、私がどうにも我慢ならない音のひとつがコレでした。
 ガラス戸や黒板を爪でキーキーやられても全然平気なのですが、これだけは頭を掻きむしりながら地面をのたうち回りたくなるレベルの騒音です。

 この音責めはしばらく続きました。

「あはは、このハートはどうやっても取れないんだねえ」

 おばあさんが、風船細工のハートをわしづかみにしてねじりました。

 ギュギューー!キュキュキュー

 もうここまでくると拷問以外の何物でもございません。
 しかもこういうときにかぎってヘッドフォンを家に忘れてくるという……。
 これはもう、両手で耳をふさぐしかありません。

 前かがみになりながら、耳をふさいでもあの不愉快な音は鳴り続けます。
 隣の車両に逃げることも考えましたが、残念ながら隣の車両は座席が埋まっていました。

 ヤメローーー気が狂いそうになる!!

 おばあさん相手に苦情を申し立てるのは気が引けましたが、もう我慢も限界でした。
 両耳に指を突っ込んだまま、おばあさんに向って言いました。

「その風船のキュッキュという音、私生理的にダメなんですよ。電車の中では、どうかやめていただけませんか?」

 すると、おばあさんは風船のハートをわしづかみしながらニッコリと微笑みました。

「あ、次で降りますから。でも、すみませんでしたねえ~」

 とその言葉どおり、おばあさんと孫娘は次の駅で仲良く降りていきました。
 同時にあの拷問からは解放されましたが、このたった十数分で一日分のパワーを消耗してしまいました。


 あれはおばあさんの私に対する無言の仕返しだったのでしょうか。
 謝るそぶりを見せながらも、やることはしっかりやって去っていく高レベルなスキルを私も身につけたいものです。






最終更新日  2017.05.01 16:35:22
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