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2020.04.03
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 ​6年前に投稿した『復活の日』テキトーな映画レビューが日の目を見る日がこんなにも早く到来するとは想像もしておりませんでした。

 過去記事:​復活の日 ― 海外でも伝説として語られるバブリーな和製パニック映画

 幸い、まだ日本では感染者の爆発的な増加には至っていない状況ですが、今日現在、全世界でもすでに100万人が感染しているとのニュースを読み、改めて映画『復活の日』のレビュー続編を投稿することにいたしました。

新型コロナウイルスの感染拡大に思うこと


 2019年末に発生した新型コロナウイルス COVID-19 により、私たちの生活が一変してしまいました。
 しかし、多くの人は以前からこう感じていたと思います。

「いつか、特効薬のない強力な伝染病が発生するかもしれない。発生したら本当に人類滅亡の危機が訪れるかもしれない」

 私の場合、そう感じさせてくれた映画がこの『復活の日』でした。
 映画の展開自体はありえない部分も多いのですが、人類が太刀打ちできないウイルスというテーマとしては、当時でも私たちに警鐘を鳴らすに十分な作品であったことは間違いありません。

 あれから 40年。コロナウイルス発生によって明らかになったことは、昭和、平成、令和と時代は移り変わりましたが、私たち一人ひとりの危機意識までは変えることができなかったということです。

 「他人が感染しても自分は大丈夫」とか、「満員電車でもマスクしていれば感染しない」とかいった、根拠ゼロの自信が今回の悲劇に繋がっています。

 たとえば私は花粉症持ちなのですが、いくらマスク、サングラス、帽子、マフラーで完全防備していても、花粉症を防げたことは一度もありません。
 毎年鼻水ズルズル、くしゃみ連発が止まらない状態となります。

 ​しかし、花粉の粒子(90μm)はインフルエンザの粒子(0.1μm)の900倍のサイズであり、大気中を漂う物質の中でもかなり大きいのです。
 コロナウイルスとインフルエンザウイルスはよく似た形状をしていますし、サイズもほぼ同じことから、使い捨てマスクでも花粉すら防げないというのに、ウイルスを防げるわけがないことは容易に想像できるでしょう。​


 粒子のサイズ比較はこちらのビデオをご参照ください。ウイルスの小ささに驚くはずです。

 注釈:pollen = 花粉



 素人がいくら防衛しても何の効果もありません。重度の花粉症持ちがこれほど花粉症を防げてないのですから、自信を持って言えます。
 とにかく感染源に近づかないことです。

 ニューヨーク在住の日本人が、新型コロナウイルスの感染スピードの恐ろしさについて語っている動画を見つけました。期間限定でこちらにシェアさせていただきます。
 フレンドリーな口調でとてもわかりやすく、かつ強力なメッセージが込められています。



 動画の中で語られているとおり、あっという間に1万、2万と感染者が爆発的に増加する感染力の強さです。
 手遅れにならないうちに、外出を控え、医療崩壊を防ぎましょう。
 今の状況であなたが感染したころには、治療を受けるためのベッドはもう残っていません。

 公共施設に立ち入らない、電車・バスに乗らない(とはいっても通勤者は無理なので乗るなら窓を半分以上開ける)、咳をしている人がいたら離れる、自己隔離する、うがい、手洗いをしつこいほどやる、スキンシップを避ける、衣服を毎日取り換えてこまめに洗濯する、など対策はいろいろありますが、とにかく人との物理的な距離を置くしかありません(それがたとえ家族であっても)。

 前置きが長くなりましたが、ここから本題に入ります。
 いつもはおふざけムード丸出しでレビューを書いておりますが、今回は全世界で深刻な状況が続いておりますので、コロナウイルスの広がり具合と比較していただけるような内容にまとめていきたいと思います。

 なお、記事作成にあたっては、以前の記事でチラっと触れた当方所有の『復活の日』プレミアム BOX に付属の特典冊子『分析採録 復活の日クロニクル』、および『復活の日 特典ディスク』を参考にしております。

 当方所有のボックスセット。画像は過去記事の使いまわしです。

box 

 引用部分にはそのページを記載しております。

プロローグ:ウイルス MM-88 によって死滅した大都市


  まずは、ウイルス MM-88 の説明をご覧ください。
"
[引用はじめ]

1982年2月 東ドイツ・ライプチヒ厳冬の東ドイツにある陸軍細菌研究所からひとりの科学者によって新種のウイルスが盗み出されていた。ウイルスの名前はMM-88。摂氏マイナス10度で自己増殖をはじめ、零度を超えると猛烈な毒性を発揮し、そのときの増率はマイナス10度のときの20億倍になるという、恐るべき殺人兵器だった。人間はもちろん、家畜・家禽・犬猫を死滅させる力を持つ狂人の武器である。1980年以来、遺伝子工学的操作による新種ウイルス創造の実験研究は、すべて世界的に禁止されていたにもかかわらず、米ソの核軍縮後の新兵器としてアメリカで開発され、それがいつの間にか東側にわたり、再び西側が奪還しようとしていたのである。

(中略)

この MM-88 に対する抑止ワクチンはまだ開発されていなかった。西側のウイルス感染に関する権威・マイヤー博士は、ワクチン開発を急ぎつつ、この恐るべき怪物の真実を公表し、全世界の科学者の力によって人類絶滅への対抗手段を考えるべきだとの判断を固めつつあったが、極秘作戦が露見するのを恐れた軍の手によって、彼は精神病院に送り込まれてしまう。

[引用おわり]
"

(『分析採録 復活の日クロニクル』P.22)

 これがオープニングとなります。
 まとめると以下のようになります。

  • 米ソ核軍縮後の新兵器として、アメリカが殺人ウイルス MM-88 を開発
  • MM-88 は摂氏零度を上回ると地球上のあらゆる生物を死に至らしめる猛烈な毒性を発揮
  • なぜか MM-88 が東ドイツの陸軍細菌研究所に渡り、研究開発続行中
  • 西ドイツ側が MM-88 奪還に乗り出すが事故で失敗。MM-88 が大気中に拡散
  • MM-88 に対する抑止ワクチンは未開発
  • 脅威に気づいた博士がウイルス開発と情報公開に乗り出すが、極秘作戦がバレるのを危惧した軍が博士を精神病院送りに
 コロナウイルスを中国がばら撒いたとか、アメリカがばら撒いたとか、激しい舌戦が繰り広げられていますが、もし生物兵器陰謀論がクロに近ければ、上記のシナリオ設定との共通項の多さに驚かされます。

 中国では新型コロナウイルスのニュースが出回った頃に細菌研究所が破壊されたり、ウイルスに関する論文を執筆した中国人研究者が謎の失踪を遂げたり、ウイルスの脅威について警鐘を鳴らした医師たちが次々と亡くなったり、失踪したりしています。

 参考動画:新型コロナ SNSで警告した医師が感染死 公安当局が「デマ」と処分
 


 参考リンク:失踪した中国人研究者の「消されたコロナ論文」衝撃の全訳を公開する
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71310

 実際、中国でバタバタと人が倒れる様子や、病院が患者であふれかえる様子を連日ニュースで垣間見ることができましたので、確かに中国国民たちもウイルスの被害者ではあるのですが、それが中国国内で自然発生したものなのか、研究所から漏洩したものなのか、それとも米国が中国でばら撒いたのか、真相は明らかになってはいません。
 
 参考動画:
 人がバタバタと倒れています!(1)武漢の病院|新型肺炎|新型コロナウイルス|中国NOW
 

 武漢新型肺炎 突然意識がなくなり バタンと倒れる人が急増(2)|新型肺炎|新型コロナウイルス|中国NOW
 


最初の世界の死


 ウイルス MM-88 は大気中を駆け巡り、春の訪れとともに恐るべきスピードで全世界に拡散していきます。
"
[引用はじめ]

1982年4月 カザフ共和国&江蘇省
災厄は確実にやってきた。ソ連のカザフ共和国、中国の農村で、家畜がバタバタと死んでいったのが皮切りだ。イタリアでは赤ん坊が次々と意識不明のまま病院にかつぎこまれていった。半狂乱になって病院に群がる母親たち。赤ん坊の鼻や口に酸素吸入の管が次々と突っ込まれてゆくが、それは空しい戦いであった。やがて日本でも病院という病院はすべて患者に埋め尽くされていった。異様に高い死亡率のイタリア風邪といわれたが、大学病院医師・土屋や看護婦の則子らはただのインフルエンザと違うことを直感的に悟っていた。全土に厳戒令が敷かれ、左右両派の激突、宗教団体の祈祷等々あったが、それもむなしく人々は次々に死んでいく。

[引用おわり]
"

(『分析採録 復活の日クロニクル』P.22)

 内容をまとめてみましょう。
  • 4月に入り異変が起き始める。まずは家畜の死、次第に人間にも影響が出始める
  • イタリアでは呼吸困難患者が続出し、瞬く間に病院はパニックに
  • 感染爆発がイタリアであったことから、致死率の高いイタリア風邪と呼ばれるようになる
  • ついに日本にもウイルスが到達。インフルエンザとは明らかに症状が違う
  • 全土に戒厳令が敷かれるが、なすすべもなく、人々は次々に死んだ
 4月に入り、日本でも本格的な警戒態勢に入りつつあるところが、偶然にも現実と一致してきていると言えそうですが、それを差し置いても、イタリアでの感染爆発、医療崩壊、都市閉鎖の流れもまったく同様だったりします。
 今回も中国に引き続きイタリアで感染爆発が起こりましたが、欧州で中国との一帯一路構想に組み込まれたイタリアに大量の中国人が押しよせ、彼らの活発な移動があったためと考えると不自然なことではありません。
 しかしながら、40年前のこの作品でイタリアで感染爆発が起こっているという下りが、ただならぬ薄気味悪さを漂わせています。

所感:『復活の日』は予言映画なのか

 本記事で挙げてきた殺人ウイルス MM-88 の蔓延によるパニック状態と新型コロナウイルス COVID-19 の蔓延による現実のパニック状態があまりにも一致しているため、これは予言だったのではないか、という声も聞かれ始めています。

 人間はとんでもない災難や不幸、幸運など、日常生活からかけ離れた事象に出くわすと、何かにこじつけたい衝動に駆られる生き物なのかもしれません。

 しかし、ウイルスによる大量死はこれまでの人類の歴史から何度となく繰り返され、そのたびに世界はパニックに陥ってきたのです。それが現実というものです。
 詳しくは以下の参考リンクをご覧いただければと思いますが、感染症が大流行した年には世界中で数百万人単位で人が命を落としています。​

 参考リンク:
 ​感染症の歴史 [WikiPedia]
 ​人類を脅かす感染症のパンデミック(世界的大流行)​ [大幸薬品]

 『復活の日』に再び注目が集まることは自然の流れだとは思いますが、作品としては、あくまでも人類のパンデミックの歴史を準えつつ、生物兵器と核戦争というアレンジを加えたにすぎません。
 感染症にしても、生きている以上は何らかしらの感染症に晒されますから、感染したときの恐ろしさは私たちでも容易に想像できるはずです。
 生物兵器についても私たちはその存在に薄々気付いているのは事実であり、核戦争に関しても米国とイランの核開発をめぐる国際的な緊張感の高まりや、北朝鮮の挑発行為などから脅威を身近に感じることができますので、これらをひっくるめても、ストーリーとしては何も真新しいものはないと結論づけることができます。


 長くなってきましたので、いったんここで切り、別記事で続行したいと思います。


 ​分析採録:復活の日クロニクル【第二回】
 ​復活の日 ― 海外でも伝説として語られるバブリーな和製パニック映画


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最終更新日  2020.04.26 12:43:42


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