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テーマ:マスゴミ(91)
カテゴリ:元気が出る話
わかりやすいあらすじ深刻な大不況のなか、体力だけはあり余っていた男が日雇い仕事をゲット。 ついでにホームレスの集落に寝場所をゲット。 ホームレスたちの日課はテレビを見ること。 楽しんでいるわけでもないが、テレビ電波が途切れると体調不良をきたすので、テレビが手放せない生活。 そんな中、盲目の牧師が登場し、いきなり説教を開始。 「目を覚ませ!君たちはヤツらに洗脳されている」 んなバカな、まったく狂った牧師だぜと鼻で笑っていた男。 ところがある日、ゴミとして捨てられていたサングラスを何気なしにかけてみたところ、視界が一変。 突然世界はモノクロに。 唖然として街を見渡すと、歯茎むき出しの人型の怪物が人間に混じって歩く様子が。 街の至るところに掲げられた看板に黒文字でデカデカと『従え』『考えるな』『寝ていろ』『消費しろ』『子を産め』という文字がズラズラと。 ヤツらとは一体誰なのか? 街のいたるところ、テレビを通じた洗脳工作の目的は何なのか? テレビは洗脳装置「私、洗脳されちゃってます」なんで自覚できる人は誰もいません。「テレビは洗脳装置」は立花孝志が好んで使っているフレーズですが、大宅壮一の「一億総白痴化」から派生したものでしょう。 参考:一億総白痴化 人は常に何かについて考えを巡らせています。人を忙しくさせたり、依存させたり、陶酔させたり、誘導したりすれば考える時間を確実に奪うことができます。考えることをやめた人間は次第に思考力や直感力が低下していきます。 睡眠時間もまともに取れなくなるほど労働させ、タバコ、アルコール、パチンコに依存させ、国民的アイドルやイケメン美人タレントに夢中にさせ、プロ野球やサッカーに熱中させ、スキャンダルで誰が悪者なのかを信じ込ませる。 これがほぼ当たり前の光景として何十年も続いてきました。 あたかもテレビの情報が完全であると思い込まされてきました。 情報は人づてで伝わります。井戸端会議、新聞、ラジオ、テレビ、インターネットと情報取得手段は進化を続けてきましたが、裏に必ず情報屋としての役割を担う人物がいます。その者たちが自由に情報を操作できることは今も昔も変わりません。 情報屋は情報を収集して伝達するという任務を果たす必要があります。その仕事の難易度は様々ですが、タダで何でも済ますことはできません。そこで情報屋に資金を提供する者が出てきます。それがスポンサーです。 スポンサーもただ金をくれてやるだけでは損するだけなので見返りを期待します。企業家であれば自社製品を宣伝してほしいと言ってくるでしょうし、資産家であれば政治的な発言を盛り込むことで一族の繁栄につなげて行こうとするでしょう。金で簡単に言論を操作することができるため、金持ちと政治家の癒着がひどいのです。 このようにして、スポンサーありきの情報システムが確立されました。 私たちの多くが当たり前のように視聴しているテレビやラジオはこのフォーマットで成り立っています。 15分ごとに数点の商品やサービスを目の前に押し付けてきます。美男美女を並べたりストーリー性を盛り込んだりすることで人々の気を引こうとします。商品名、キャッチフレーズ、タレント、音楽が頭に残っていきます。外出先で私たちはコマーシャルを思い出しながらその商品をかごに入れます。いずれその商品が大人気商品になります。 これが知らず知らずの間に刷り込まれた情報により、人々がアクションを起こすという流れになります。 誰も自分が洗脳(誘導)されていたなんて気づくわけがありません。 映画『ゼイリブ』は一見魅力的な商品やサービスに刷り込まれた本当の目的を暴き出しています。 それが最終的に誰の利益に結びついているのか。 それは政治家であり、その政治家を操る支配者です。 一般市民を奴隷として操る情報システムを確立し、私腹を肥やす支配者が異星人として登場します。一見フザけた設定でありながら、人智を超える存在が出現すれば一瞬にして人類は奴隷になり下がるであろうという仮説に基づいています。 いつか人工知能が人智を超える存在に成り代わったら、人類は人工知能に操作されるようになるのでしょうか。 インターネットは情報の戦場もともと軍事用に開発されたインターネット。ブロードバンド化が進み一般家庭にも普及し始めると、多くのスポンサーが参入してきて、今はテレビ以上の影響力を持つようになってきました。 情報を受け取るためのツールであったテレビが、インターネットでは従来の情報伝達機能に加えフィードバック機能が付き、相互のコミュニケーションが可能となりました。 これにより、一点集中型の情報統制がきかなくなり、人々は網の目のように個人間で情報網を張り巡らせることができるようになりました。 つまり、どんなに情報を操作しようにも、一定数の人たちはその網の目をくぐり抜け本当の情報を入手してしまうため、ごく限られた支配層(だと信じ続けたい権力層)が大衆を操作することが困難になってしまったのです。 ここで情報の攻防戦が激化することになりました。
インターネット時代に突入しオールドメディアの影響力が低下したいま、オールドメディア層は必死にインターネットに転がる情報の信憑性について疑問を投げかける発言を必死に繰り返しています。 おいおい。お前らがこれまでずっと自分ら利益のためにせっせと作り上げてきたシナリオは、ウソも真実もごちゃまぜ状態だっただろうが。 インターネットと変わりないどころか、反論の余地すら与えない姿勢はインターネット以下だろうが。 と叫ばせていただきますが、インターネットに転がる情報は全世界標準でリアルタイム性が高く、検閲フィルタも完全には機能しないため、上手に使えば正確な情報を得やすいといえます。 さらに複数言語を習得しておくと、日本のメディアのみならず海外メディアのウソにもとても敏感になります。 そして周りの人たちが正しい情報に触れられないことに気づくことによって、こう考えるようになるのです。 ああ、こうやって多くの人たちは偽りの情報を真実と聞かされて政治的に誘導され一生を終えるのかと。 偽りの情報に操作された人たちが行動を起こすことによって真実が捏造されていく(ウソを言い続けることで現実になる)。 情報という形のないものが人々を動かし、間違った判断により病気になったり戦争に巻き込まれたりして命を落とす。そして人の命や死そのものが誰かの利益になっている。 これこそまさにゼイリブの世界と何ら変わらないということを。 最後に、映画『ゼイリブ』の脚本と監督を手掛けたジョン・カーペンター監督自身が、「『ゼイリブ』は今何が起こっているのかを描いたドキュメンタリーだ」と語っているビデオをご紹介します。 動画は英語ですが、設定で自動翻訳で日本語を選択すれば日本語字幕でご覧になれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.01.03 09:17:02
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