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ショップハンター

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2025.04.28
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カテゴリ:元気が出る話

コメは袋のまま長期保存しないでね


 最近、備蓄用に買ったコメから虫が湧いてパニックになったというSNSの書き込みやニュース記事が目につくようになりました。

参考リンク:​米袋の中に“虫”がウヨウヨ…未開封なのになぜ?「コクゾウムシ」「ノシメマダラメイガ」の大量発生を防ぐ方法

 記事を読んでいて遠い過去の記憶がよみがえり、少しクスッとしましたよ。
 20代の海外暮らしをしていた頃の話ですが、コメは市場で紙の袋や量り売りで購入するのが当たり前でした。
 当然のことながら、少しでも油断すると家の米びつは虫のパーティ会場と化してましたな。
 コメには虫が発生するのは割と当たり前の光景です。もともと野ざらしの田んぼで育った稲ですから、脱穀や精米した程度では虫の卵を除去することなんて無理な話です。

 日本ではビニール包装されたコメを購入するのがわりと一般的ですが、コメのビニール袋には無数の穴が空いているため、コメについた虫の卵は呼吸し続けています。このため、孵化条件が揃うと虫たちのパーティ会場になってしまいます。
 それでも冷暗所に置いておけば、ほとんどの場合袋のままでも1年間くらいは持ちますが2年目に突入したら確実に味は落ちていますし、虫が発生しやすくなっているので保存に工夫が必要となります。

 また、精米所に虫がいて、精米したつもりが虫まで持ち帰ってしまい家で大発生なんてこともザラです。玄米で備蓄している人も油断はできません。

 コメにつく虫に関しては、にんにくを丸ごとコメに埋めたり、網目の袋に唐辛子を入れて埋めたりするという先人の知恵で虫の発生を簡単に抑えることができます。にんにくも唐辛子もそのまま調理に再利用できますから、試して損はないと思います。
 これはコメを日常的に食べるのを目的とした保存方法ですが、もっと長期保存するにはさらに工夫が必要となります。そこで登場するのが脱気をして密閉する方法です。

 ちなみに、コメは虫を取り除けば普通に食べて問題ありませんので、カビや湿気が出ていないかぎり、コメを捨てるなんて勿体ないことはしないでくださいね。


コメを長期保存するなら真空パックで


 ここ数年の備蓄生活に入り、コメの真空パックをいろいろと試しました。
 以下が我が家の真空パック備蓄米の一部となります。




 結論からいえば、ポンプで脱気させるタイプの真空パックに軍配があがります。
 以下のようにすぐにピチッと真空状態になります。



 脱気孔に吸引ポンプを当てて中の空気を抜くシステムとなっています。




 以下のように、平らなところにパックを置き、ポンプで吸い出します。




 個人的におすすめなのは、普段の消費用には3合分ずつ小分けしたパックを以下のように作ってダンボールで保存する方法です。これなら炊飯時にコメの計量の手間を省けますし、使い終わったパックは再利用できます。
 つまり、脱気孔がバカになるまで何度でも再利用できるというお得アイテムとなっています。




 左が貝印の真空パック、右が100円均一で買える真空パックです。ポンプやパックはブランド品の方が持ちが良いような気もしますが、試してみたところ100円均一のものでも十分使えそうですので、予備用に100円均一のものも買い増しして利用しています。




 以下が100円均一の真空パック。ポンプは別売りです。3合分のコメを入れるのには小サイズがちょうど良いです。




 ついでに紹介しますが、おこめ長持ちセットは2種類を使いましたが、使用感は正直ビミョーです。




 こちらが3kg用のおこめ長持ちセットの中身。
 コメを詰めて脱酸素剤を入れて封をすると、数週間後には真空パックになるという画期的な商品です。






 ただ、実際に使用してみると以下のようなデメリットが目立ちました。

  1. 真空になるまでに時間がかかる
  2. しっかり脱気される場合とされない場合がある
  3. 脱酸素剤は使い捨て。脱気に失敗したら新しいものを用意しなければならない
  4. 一度開けてしまうと元に戻せない(袋自体は再利用可能)
  5. セットが割とお高めなのでコスパが悪い

 また、こちらは5kgサイズでクリップ式となっているのですが、クリップをするのも外すのもかなりの力技となります。







 というわけで、コスパと利便性の両方を考えるなら、100円均一で購入できる真空パックとポンプで間に合わせる方法ですね。何度も真空状態にできますし、何よりも気軽に試せます。

余談:コメの価格はいつ下がるのか


 先日、約3週間ぶりにスーパーに買い物に行ったんですよ。
 必要な食材をカゴに詰めてレジに向かったところ、5kg入りのコメを10袋くらい山積みにしたマダムが私達の前に並んでいました。

 いま、5kgのコメが5000円近くすることを考えても5万円の出費です。
 点数制限がなかったため、購入すること自体は個人の自由ですが、この様子を見て同居人がボソッと呟きました。

「どんなに高くてもおコメ食べたくて仕方がないんだな。あれだけのお金があれば他のものをたくさん買って食べられるのになあ」

 まさかコメの価格がこんなに操作されるとは思っていなかった方は多いと思います。しかし、1994年(平成5年)の冷夏によるコメ不足を経験してきた方ならその対処法もある程度は心得ているずです。
 当時は急きょ輸入タイ米で代替したり、麺類やパンなどでしのいだりした方も多いことでしょう。

 参考記事:​平成5年 冷夏による米不足​ [外部リンク]

 幸い、我が家は備蓄生活に入ってからは炭水化物の消費を抑える方向にシフトしています。細かい情報は別の機会に本ブログでご紹介しようと思っておりますが、我が家のコメの消費自体が減っているので、値段が高くても今のところ影響はまったく出ていません。
 というより、以下の記事を書いた頃にはすでに2年分のコメを備蓄しておりまして、それ以降今日に至るまで一度もコメを購入していないんですよな。
 
 ​過去記事:我が家で備蓄しているもの

 3年前のコメの値段は5kgで1000円〜1300円だったんですよ。しかも精米してから数日経ったものは半額になっていたりして、600円とかで購入できた時期もありました。
 せっせと備蓄に励んでいた当時も、値段が1500円を超えたらもう購入はストップしようと同居人と相談し、そしてそのとおりに実行に移しました。

 今の値段はどう考えても適正価格ではないんですよ。誰かが釣り上げているんです。まあ、海外に出した方が高く売れるというのもありますし、農林中金&農協&財務省絡みですから、まず下がるわけはないと私は見ています。
 いずれもっとはっきりとした形でニュースになると思いますが、この件について「コメの値段は下がらないだろう」と昨年のコメ不足からずっと言い続けていた身としては、まあ予想したとおりだなという印象でございます。

 さらに、今はトランプ関税発動猶予の90日間にあたりますから、この関税の発動条件によって価格が安定すると考えれば、7〜8月まではこのグダグダとした高騰は続くでしょう。7月の参議院選挙を控え、自民党が国民のご機嫌取りと票集めのために一時的にコメの価格は下がる可能性がありますが、それも選挙戦までのことですし、関税発動に際し、日本が出方を誤れば、国産米はさらに高級品となり、家計の厳しい家庭は安価な輸入ブレンド米を食べるしかない近未来が到来するのかもしれません。

 このようにして食卓にも貧富の格差が顕著にあらわれてくるという内容の記事は、また別の機会に気が向いたら書きたいと思います。





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最終更新日  2025.04.28 20:31:01


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