食用油を見直そう
以前、本ブログでフライドポテトが身体に良くないと書きましたが、その原因の一つが揚げ油にあります。例えばマクドナルドでは、揚げ油にショートニングを使用(参考:WikiPedia)していますが、このショートニングはトランス脂肪酸が大量に含まれています。 トランス脂肪酸とは、本来は液体である油を固形化する際に生成される成分であり、そのような油分を日常的に摂取すると悪玉コレステロールが増加し、心臓疾患やアレルギーを引き起こすという報告がなされています。また、トランス脂肪酸を含むマーガリンやショートニングの販売を規制する国も出てきています。参考:トランス脂肪酸(WikiPedia) トランス脂肪酸の危険性が騒がれる中で、日本国内ではまだ食品業界に規制の手が及んでいないため、「低コレステロール」、「カロリーオフ」、「ビタミン含有」など、あたかも健康指向であるような名目で製品が次々に店頭に並んでいる現状を考えると、消費者一人一人が食の安全性や危険性についてもっと敏感になり、身体に良いものを選択して摂取するような心構えが必要になってきます。 科学的に合成された油分が人体に与える影響を懸念することはもちろん重要なことですが、天然油であっても決して安全というわけではありません。植物性油脂は紫外線、温度、空気中の酸素によって変質しやすい性質を持っているため、新鮮さが命となります。 また、酸化した油は腹痛、アレルギー、発がん性といった人体に悪影響を及ぼすため、開封したら早いうちに使い切るくらいの心構えが必要です。また、油は加熱すると酸化しますので、揚げものやドーナツ類が身体に良くないことも想像に難くないでしょう。特にショーケースに長時間保存されているような揚げ物は要注意です。 外食事、または家庭での調理油については以下の点に気を付けると良いでしょう。1. マーガリン、ショートニングを使った食品、またはそのような油分の利用を避ける。2. 油は高温で加熱しない。揚げものやドーナツを避ける。3. サラダ油(酸化防止剤がふんだんに入っている安価な油)を避ける。4. 動物性油脂を控える(バターや牛乳にも微量のトランス脂肪酸は含まれている)。 これに対し、天然の良質な油(必須脂肪酸をふんだんに含む油)を適度に摂取することが健康的な生活に繋がります。酸化防止剤がほとんど入っていないもの、そして短期間に使い切れる小瓶タイプのものを求めましょう。お買い得だからと言って食用油をまとめ買いするのは、賞味期限のことを考慮すると好ましくありません。良いものを少しでも安く、という姿勢は推奨しますが、安かろう悪かろうという商品を手にしないように気を付けたいものです。 身体に良いとされる植物性油脂を以下に挙げますが、変質しやすいため、いずれも長時間の加熱には不向きです。生、高速調理、低温調理で利用するようにしましょう。1. グレープシードオイル(100% もののみ)オレイン酸、リノール酸、ビタミン E、ポリフェノールが豊富に含まれている純植物性油脂。純度の高いものは緑色をしています。1,000円。料理全般に使えますが、加熱のしすぎには気をつけましょう。【全商品ポイント最大17倍 9月3日 9:59マデ】グレープシードオイル (460g・ペットボトル)2. オリーブオイル(エキストラバージンのみ) パスタやピザでお馴染みのオリーブオイルですが、食用には純度の高いエキストラバージンオイルを使いましょう。グレープシードオイルと同様、必須脂肪酸であるリノール酸やリノレン酸に優れています。送料込み、ポイント 5 倍付きで 1,680円。3. 亜麻仁油 私が知る限りでは、植物性油脂で最も栄養効果にすぐれているものが亜麻仁油です。別名フラックスシードオイルと呼ばれ、同名でサプリメントも販売されているほどです。 この油はオメガ 3 αリノレン酸、オメガ 6 リノール酸が豊富に含まれており、これらは人体で合成することができない必須脂肪酸です。オメガ 3 は鮭から摂取することも可能ですが、亜麻仁油はその 2 倍量のオメガ 3 αリノレン酸 が含まれています。 ただし、空気に触れたり、温度変化によって変質しやすい性質があるため、加熱厳禁です。生のままドレッシングとして使用したり、調理済の食材に少量かけて使用します。 送料込みで3,990円。今だけ【レビューを書いて送料無料】冷房に負けないからだになろう!!今話題のオメガ3リグナン... 私はサプリメントでフラックスシードオイルを摂取しています。手軽でお勧めです。1,200円。【フラックスシードオイル】必須脂肪酸のαリノレン酸とリノール酸が多く,ヒトに良く適応した値...4. えごま油 韓国ではえごまは葉を肉に巻いて食べることで馴染みの深い野菜ですが、このえごまの実を搾った油は必須脂肪酸が多く含まれる健康食品です。こちらもリノール酸とオメガ 3 αリノレン酸に優れています。亜麻仁油と同様、変質しやすい性質があるため、加熱調理をせずに使用します。ポイント 5 倍付きで 1,000円。【えごま油】[受注発注]※5250円以上送料無料※キャンセル・変更・返品交換不可※ご注文後商品...5. ごま油(100%もののみ) スーパーに並んでいるごま油のほとんどは、ごま油に混ぜ物をすることで量を多くしているるため、栄養面ではかなり疑問が残ります。 韓国では、市場で購入した胡麻を油屋に持ち込んで数時間かけて搾りだした油を使用します。本来のごま油の色は黒色に近い褐色をしており、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸といった必須脂肪酸のほか、貴重な抗酸化物質であるセサミンが含まれています。 したがって 100% のごま油は本来価格的にも高価なものですが、それだけ栄養価も高く、風味もスーパーで求めるものとは格段に違います。1,575円。韓国みその集大成韓国料理に欠かせないお味噌,厳選ブランドのお届け■韓国食品■純韓国産の胡麻... 日本では搾りたての油の入手が無理であっても、純度が高くで新鮮なものを求めることが身体の健康には欠かせないのです。良い食材を使って調理をしても、油が良くなければその風味も栄養も台無しになってしまい、身体にとって良くないことは覚えておいてほしいと思います。