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2007年11月22日
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人生の歩き方 玄侑宗久『なりゆき』を生きる
昨日、11月21日 NHK教育テレビ 22:25~22:50放送
人生の歩き方 玄侑宗久『なりゆき』を生きる
4回シリーズ、

第3回「此れあるとき彼あり」

3年の修行の後、福島へ帰郷した玄侑さんは副住職となる。しかし41歳の時、再び小説を書き始める。たった数文字の短い戒名では死者を弔う気持ちが表せない。その思いが筆を取らせた。そして3作目の小説『水の舳先』が芥川賞候補にノミネート。玄侑さんは再び作家への道を歩むこととなる。そして2001年『中陰の花』で第125回芥川賞を受賞。僧侶になったために作家になることができたという人生の不思議さを語る。


文殊堂・・・寺に図書室をつくる。
      蔵書を利用してほしい。貸し出し可。

・黄色の車を乗り回す・・・積極的に檀家さんをまわる。
    1995年 『胡弓よ、わが思いを語れ』 コンサートを開く
・僧侶の仕事は面白い・・・施設をつくることもあるが、
    墓地の地図をつくる。家族構成、死因の割合・・・
    
   坊さんというのは何をやっても坊さんの仕事になる

35才で結婚・・・檀家さん、こちらはたくさんでも、むこうに 
    とってはひとり。
     
   本気でやらないといけない

こより・・・檀家さんの包装紙でこよりをつくる。(奥さん)
      
・小説執筆再開の理由・・・戒名に対する思い・執筆再開 43才。

『水の舳先』・・・主人公の僧侶、末期患者に通常死後に行う
   「湯かん」を生きているうちにしてほしいと頼まれる。
   「芥川賞」にノミネートされる。
   ・・玄山は丁寧に丁寧にお湯を注ぎながら
     掌指を這わせていった。 
     久美子が水だけに包まれる感触を、
     掌もいつしか目指していた。・・「水の舳先」より

・「湯かん」で看取る・・・ある種の恍惚感を助長させてやれ
     ないか・・・
 
『中陰の花』・・・自分たちの子供を流産させてしまった僧侶
    とその妻。現実主義者で懐疑的な僧侶とあの世を信じて
    いる妻。
  妻「人は死んだらどうなんの?」
  僧侶「知らん。死んだことない。」

・「成仏」とは何か?・・・お通夜か2つ、位牌を間違ったことが、
    お葬式の晩から変なことが起こるとの苦情
    成仏していないのでは?
    ある儀式を行ったところ、変なことがおきなくなった。

  ・・「私らが目指してるのもたぶん、故人の成仏じゃなくて、
     残った家族の心の成仏じゃないかなあ。」

               ・・「中陰の花」より
    お経をあげる・・すると本堂一杯に飾られたこよりが、
      読経に反応するように動き、夫婦はわが子の成仏
      を感じる。

・僧侶の仕事が生んだ作家への道・・・壁があったら
    横に行ってみよう。

  此れあるとき彼あり ということらしい。

            
第1回:11月7日 第2回:11月14日 第3回:11月21日
 第4回:11月28日








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最終更新日  2007年11月22日 20時35分11秒
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