小説に囲まれたハイレベルな生活を提唱します。
「土方、馬方、道具方」----その12
田楽 男の電子書籍「土方、馬方、道具方」より転載
時あたかも車は、トラックの後に続いて上郡のSAに入り、休憩と交代の時間が来た。
次は私が運転手の番で、終点までぶっ飛ばすことになる。面白い話を聞いたので、頭も冴えてきて運転するのにも、
ネタを練るのにも丁度良いと思って、車から降りた。
後日、棟梁から聞いた話では、田淵の描く絵は、関西では五指に入る程上手で、信頼が高いという。
今は少し下がっているが、2間×1間の背景画で、手取り10万円は取るらしい。
大体において、NHK、歌舞伎座、文楽座、遊園地、博物館、などの特命依頼の絵筆だけの仕事で、
今でも月に150~200万円は稼いでいる人物だというのだ。この話を聞いて、破天荒な生き方ではあるが、
田淵の人生に素直さと人間らしさ、そして情熱的なものを感じた。
だから、これは、寧ろ順序が逆で「道具方、馬方、土方」の方がこそ、正しいと思ったものだ。
時あたかも、土木の大親分である建築士の、あってはならない不正が、腹立たしくも、この世の中を騒がしているではないか。
了◆
おわり
※ところで、英国のEU離脱やヒタヒタと忍び寄るデフレへの経済不安、逆にマイナス金利政策が破たんしてハイパーインフレになるやも
等、昨今の不安定な世の中には、年代物ゃ値打ち物そして現物の金への投資が最良と言われていますが、いかがでしょうか。
金投資の詐欺が横行していますが、これは信頼できる現物を買うわけですから安全で安心です。
また、金相場は今が最安値です。今が、お買い時ではないでしょうか、
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「土方、馬方、道具方」から転載
Gold coins and Gold Ingot