第一話 ~始動~ 一節目まあ、なんだ。こうなったのにも理由があってですな。俺は今日で16なったんだ。 そ、狩人が職業として認められる歳になったわけ。(この地域は遅い方らしいけどな。) 家からありあまりの金を持ってきて、自慢の《猟筒》をゲットしたわけだ。 で。雪山に下見にいったらこのありさま。 後ろから白くてでけ~トカゲ?みたいなのにどつかれて気付いた頃にはベッドの上ですよ。 何じゃそら。 今目覚めたとこだ。低いテントみたいな場所で隣にアイルー2匹が雑談しているようで。 何やってる?なんか導火線の付いた樽みたいなものに… 《ジュューーー》…おい。おい。おいおいおい…おい!ちょ。おい! 「待ったぁぁ~!!!」 何とか声が出た 「なんニャ。起きてたのかニャ?」 「いや、持ってる物と言ってる物のギャップが素晴らしいですよあなた方」 フッと投げようとした爆弾の導火線の火を消すともう一匹のアイルーが。 「無防備だニャ。ギアノスにやられるニャんて?」 「まだ新米なもんでニャ。あ、ニャじゃねーよ。」 呆れた顔でこっちを見ると、猫、鼻で笑いやがった。 猫は好きだぞ。猫は大好きだ。ただ、今なら猫を殺めることが出きるぞ。 ~続く~ ジャンル別一覧
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