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テーマ:DVD映画鑑賞(13977)
カテゴリ:映画 さ行
はじめに西部劇といえば、ガンマンや荒野、そして冒険が思い浮かびますが、映画「三人の名付け親」(Three Godfathers, 1948)は、これらの要素を備えつつも、人間の絆と再生の物語を描いた異色の作品です。この映画は、ジョン・フォード監督の手によって名作となり、ジョン・ウェイン、ペドロ・アルメンダリス、ハリー・ケリー・ジュニアが主演しています。本記事では、「三人の名付け親」の魅力やテーマ、そしてその背景に迫ります。 あらすじ物語の舞台は、広大なアリゾナの砂漠地帯。無法者のロバート・H・ペドロ(ジョン・ウェイン)、ペドロ・ロカフエルテ(ペドロ・アルメンダリス)、そしてウィリアム・キッド(ハリー・ケリー・ジュニア)の三人組は、銀行強盗を企てるも失敗し、逃亡の身となります。逃避行の途中、彼らは瀕死の妊婦と出会い、彼女は彼らに赤ん坊を託して息を引き取ります。彼らは赤ん坊を守ることを誓い、命がけの旅を続けることになります。 ジョン・フォードの演出ジョン・フォード監督は、アメリカ映画史における巨匠の一人であり、特に西部劇の分野で数多くの名作を生み出しました。「三人の名付け親」では、フォードならではの美しい風景描写と、キャラクターの内面に迫る演出が光ります。砂漠の厳しい環境を舞台にしながらも、フォードは人間の優しさと強さを描き出すことに成功しています。 キャラクターの成長と再生「三人の名付け親」は、単なる冒険劇ではなく、キャラクターの成長と再生を描いた物語でもあります。無法者だった三人が、赤ん坊の存在によって次第に人間らしさを取り戻していく過程は、観る者の心を打ちます。特に、ジョン・ウェイン演じるロバートの変化は、彼の演技力と相まって感動的です。彼は当初、自己中心的な無法者として描かれますが、赤ん坊を守るために命を懸ける姿に、人間としての本質的な優しさが垣間見えます。 西部劇の枠を超えたテーマ「三人の名付け親」は、西部劇の枠を超えた普遍的なテーマを持っています。それは、人間の再生と希望、そして自己犠牲の精神です。荒野の中で繰り広げられる過酷な旅は、人生そのものを象徴しており、その中で赤ん坊という希望の象徴が登場することで、物語は一層深みを増します。また、聖書の「三人の博士」の物語を下敷きにしていることから、宗教的な要素も感じられます。 フォード作品における映像美ジョン・フォード監督の作品に共通する特徴として、映像美があります。「三人の名付け親」でも、アリゾナの壮大な風景が美しく描かれており、その中でキャラクターたちが織りなすドラマが一層引き立ちます。特に、砂漠のシーンや夜明けのシーンは、映画の重要な瞬間を際立たせる効果を持っています。 終わりに映画「三人の名付け親」は、西部劇というジャンルを超えて、普遍的な人間ドラマを描いた名作です。ジョン・フォード監督の卓越した演出と、ジョン・ウェインをはじめとする俳優陣の素晴らしい演技が融合し、観る者の心に深い感動を残します。この映画を通して、私たちは人間の本質的な優しさと強さ、そして希望の重要性を再確認することができるでしょう。西部劇ファンのみならず、多くの映画ファンにとって必見の一作です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年05月18日 19時37分19秒
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