2005/11/29(火)18:57
ステロイド入院1日目《ステロイド治療とは》
11月28日(月)
今日から新たな入院生活が始まりました。
入院初日は例によって説明を聞くだけで後はなにもありません。
それだったら明日からでもいいのにね。
腎臓は本来、老廃物や過剰な水分を尿として排出し、赤血球や蛋白は
血液中に保つように働きますが、IgA腎症という腎臓炎症のため、
私の腎臓は尿中に赤血球や蛋白が漏れている状態になっています。
この炎症を抑えるため、今日から入院し、ステロイド治療を
行うことになった訳です。
ステロイドは副腎皮質ホルモン剤で、通常でも分泌されていますが、
治療のため、これを大量に摂取することになります。
ステロイドはよく知られるように、大きな副作用がかなりあります。
今日はこの副作用の話をしっかり主治医にお聞きしました。
よくある副作用として、下記のものがあるそうです。
1 易感染症(感染症にかかりやすくなる)
2 消火器潰瘍(胃潰瘍など)
3 耐糖能異常(血糖値が高くなる)
4 骨粗鬆症
5 気分の変調(精神異常)
6 大腿骨頭壊死(股関節の骨が壊れる)
7 高血圧
8 緑内障、白内障
9 ムーンフェース(顔がまん丸になる)
この中でも、やはり怖いのは感染症で「大変危険」と説明を受けました。
最初は入浴もできず、1階の売店(入院中のオアシスですね)にも
いけないそうです。これがちょっと辛いね。
明日はこれらの副作用に対する耐性を確認するため、1日様々な検査が
あるそうで、明後日からいよいよステロイドパルスの開始です。
治療方針としては、まず3日間点滴で大量のステロイド剤を投与し、
その後内服に切り替え、効果を見ながら約4週間続けます。
効果があればその後ステロイドを少しずつ減らしていき、
30mgになったら退院し、外来で2年間かけてさらに減らしていく
そうです。
主治医と「年内に退院してお正月を楽しむぞ!」を目標に立て、
今日からがんばります。