味の素を製造した後の副生物を伊藤ハムで飼料として使用
前回のブログで酪農家戸数減少や飼料高騰などが原因による牛乳の品切れについてご紹介しましたが、飼料高騰で企業さんはどんな対策を行なっているのでしょうか?先日、味の素さんと伊藤ハムさんが、原材料の調達や商品の品質向上といった「食の安全」分野で業務提携を結びましたが、他にも味の素さんが生産している飼料などを伊藤ハムさんの農場で幅広く使用し、家畜の肉の品質向上や安全性確保に共同で取り組むそうです。味の素さんでは、とうもろこし、キャッサバ、サトウキビなどを原料に「味の素」を製造しています。味の素を製造する際に液体や固体の副生物が出てくるそうです。味の素さんでは、これら副生物を飼料や肥料に有効利用しているそうです。例えば、副生物(醗酵濃縮液)は、液体飼料としてアメリカやEUで牛に使用され、タイで水産養殖に使用されているそうです。また、サイレージ改質剤、固形肥料材料、液肥として使用されているそうです。副生物(菌体蛋白)は、EUで蛋白飼料として牛や豚に使用されているそうです。ちなみに味の素100tを製造すると副生物が約200t出るそうです。すごい量ですね!!これら味の素を製造する際に出る副生物を伊藤ハムさんで有効利用・・・素晴らしい取り組みですね!!現在、味の素さんでは副生物の90%を肥料として再利用していますが、この取り組みで味の素の副生物の飼料化割合が増えると良いですね!!味の素の副生物でできた肥料「エスサン肥料」味の素さんの冷凍食品環境ブログランキング良かったらクリックをお願いします。人気blogランキングへ