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ぽこたん@ Re:こんばんは(04/22) ショウジ9393さん >aaaさん。こんばんは…
ABCD@ 大丈夫? 更新していないけど大丈夫ですか?
ショウジ9393@ こんばんは aaaさん。こんばんは。 コメントありがと…
aaa@ Re:ありがとうございます(04/22) 製造時のエネルギー(二酸化炭素排出量)…
ショウジ9393@ ありがとうございます aaaさん。こんにちは。 コメントありがと…

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2010.04.22
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カテゴリ:カテゴリ未分類
4月17日の産経新聞さんの【ECO最先「探」】で「夢の植物性固形燃料 CO2実質排出量ゼロ」という記事が・・・



お!!すばらしい!!と思い記事を読んでみたところ・・・近畿大学さんのバイオコークスの記事でした・・・



ショウジのブログでは、近畿大学さんのバイオコークスの水分率の問題などを指摘していたのですが、今回の発表は水分率の問題など解決したと思い期待して読んでみました。



産経新聞さんの記事
二酸化炭素(CO2)やメタンなど、温室効果ガスの排出削減が求められている中、CO2の実質排出量がゼロとされる植物性固形燃料「バイオコークス」が国内外の自治体や企業から注目を集めている。近畿大学(本部・大阪府東大阪市)が民間企業などと研究、開発を進めている新技術。木材や飲料工場から出た茶葉のかす(茶殻)など植物に由来する廃棄物から作るため、地球温暖化の防止だけではなく、資源のリサイクルにも寄与する国産燃料として、大きな期待が寄せられている。(伊豆丸亮)

 コークスは、主に石炭を加熱分解して作られる固体燃料で、燃焼すると高温になることから、鉄鋼業などで鉄鉱石を溶かすためなどに使われる。国内では年間2500万トン以上が使用されている。鉄鋼業界では、燃焼時に排出されるCO2の削減とともに、石炭の輸入価格高騰によるコスト増という問題を抱えている。

 その両方の課題をクリアすると期待されているのがバイオコークス。近畿大学理工学部の井田民男准教授(47)が開発し、現在、量産化へ向けての研究が進められている。廃材のほか茶殻やコーヒー殻、野菜くずといった植物性の廃棄物を細かく砕き、大きな圧力をかけて鉄以上の硬度を持つまで圧縮し、成型して作る。

 井田准教授によると、重量当たりの熱量は従来のコークス(石炭コークス)の7割程度だが、炉で燃やした場合、石炭コークスよりも炉内温度があがりやすいという。

 植物は成長過程で光合成を行い、CO2を吸収するため、燃やした際に排出されるCO2は温室効果ガスとしてカウントされない。このため植物由来のバイオコークスの燃焼時のCO2排出量は実質ゼロとなる。石炭コークスを使用する際、その20%をバイオコークスと代替すればCO2排出量も20%削減されることとなる。

 近畿大が平成20年に自動車部品メーカーや鋳造炉メーカーと行った燃焼実験では、既存の炉では最大で石炭コークスの40%をバイオコークスで代替できることが分かった。現在、バイオコークスを100%用いた場合の燃焼温度に耐えられる炉の建設が検討されている。

 植物性のゴミならほぼすべてが材料となるだけに、リサイクルやゴミ処理軽減など、環境対策としても注目を集めている。すでに、大阪府森林組合が間伐材や放置林対策として、国や同府高槻市などの補助などを受けて事業化に着手したほか、新潟県柏崎市や青森県黒石市でも事業化の動きがあるという。

 井田准教授は「材料の大量調達という課題をクリアできれば、大きな国産資源となる。データを積み重ねて、広く使えるようにしたい」としている。




以上です・・・



井田さんのバイオコークスの研究はとてもすばらしいと思います。




でも・・・新聞発表には「あれ???」と首を傾げてしまう記事がたくさん書かれています。




例えば・・・
「廃材のほか茶殻やコーヒー殻、野菜くずといった植物性の廃棄物を細かく砕き、大きな圧力をかけて鉄以上の硬度を持つまで圧縮し、成型して作る。」とありますが、廃棄物を細かく砕く場合、廃棄物を乾燥させる必要があります。(昔の新聞発表では、北海道の雑草(イタドリ)を原料にしたバイオコークスも取り組んでいました。)




実際に近畿大学の方に話を聞いたところ、廃棄物は乾燥させる必要があるそうです(実は、昨年東京ビックサイトで行われたエコプロダクツ2010で近畿大学さんが出展していたのでバイオコークスについて話を聞いたことがあるんです・・・)。




乾燥が必要であれば・・・
茶殻やコーヒー殻、野菜くずといった比較的水分率の多い廃棄物を乾燥させる必要があるんでしょうか??





建築廃材などの比較的水分率が低い木材を使用したほうが乾燥効率がよく余計なエネルギーが必要ないと思います・・・




次に・・・


「植物は成長過程で光合成を行い、CO2を吸収するため、燃やした際に排出されるCO2は温室効果ガスとしてカウントされない。このため植物由来のバイオコークスの燃焼時のCO2排出量は実質ゼロとなる。石炭コークスを使用する際、その20%をバイオコークスと代替すればCO2排出量も20%削減されることとなる。」とありますが、バイオコークスを作る過程のCO2排出量は考えてないのでしょうか?????



バイオコークスを作るためには、「植物性の廃棄物を乾燥させて微粉砕し、大きな圧力をかけて鉄以上の硬度を持つまで圧縮し、成型して作る」わけですから、その際にエネルギーが必要になります。





エネルギーが必要になるということは、CO2を排出しますので・・・
「バイオコークスの燃焼時のCO2排出量は実質ゼロ」とはなりませんよね・・・





次に・・・




記事では「鉄鋼業などで鉄鉱石を溶かすためなどに使われるコークスをバイオコークスすることで石炭の輸入価格高騰によるコスト増という問題を解決する。」と読み取れて、「大阪府森林組合が間伐材や放置林対策として、国や同府高槻市などの補助などを受けて事業化に着手したほか、新潟県柏崎市や青森県黒石市でも事業化の動きがある」と書かれています。



高槻市の近くには鉄鋼メーカーの炉がありますが、青森県には鉄鋼メーカーの炉ってありましたか???
石炭の輸入価格高騰によるコスト増という問題を解決するために行われる事業なのに作ったバイオコークスを鉄鋼メーカーに陸送するんですかね・・・



「植物性のゴミならほぼすべてが材料となる」「リサイクルやゴミ処理軽減」とありますので鉄鋼メーカーの炉の近くにバイオコークスの装置を建設して、近所の生ごみ・剪定くず・飲料工場・豆腐工場など食品工場の廃棄物などを原料にしたほうがよいと思うのですが・・・
記事には「植物性のゴミならほぼすべてが材料となる」と書かれていますが、やはり水分率の問題などで「木材」の方が作りやすいんですかね・・・




次に・・・




「材料の大量調達という課題をクリアできれば、大きな国産資源となる。データを積み重ねて、広く使えるようにしたい」とありますが、材料の大量調達が一番難しい課題であるのに木材は良いとして、鉄鋼業界で使われるコークス量に対して発生量が少ないと思われる茶殻やコーヒー殻、野菜くずといった植物性の廃棄物にこだわるんでしょうね・・・




例えば、稲ワラや籾殻、古古米などの水分率の低い材料や製紙スラッジ、畜産廃棄物や汚泥など植物性以外の廃棄物など大量に排出される材料を研究しないんですかね・・・(もう研究していたらごめんなさい・・・)




期待した分、あまり発展のない研究成果にちょっとがっかりしてしまいました・・・





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Last updated  2010.04.22 02:42:37
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