ショウジの環境勉強

北京の大気汚染も気になりますが・・・
本日のショウジの環境勉強は、お隣「韓国」の環境についてご紹介します。




韓国というと・・・
K-POPファンの方々、韓流ファンの方々など「隣国」ということで、たくさんの方がご旅行されると思います（ショウジは行ったことがありませんが・・・）。
ご旅行の際に、ご注意頂きたいのが、「食べ残し」、「カキ、二枚貝」「魚介類の生食」などなどです。






実は、韓国政府は・・・
埋め立て地の不足、食品廃棄物の埋め立てによる悪臭、地下水汚染などを理由に、1988年から海へのごみ投棄を認めており、1993年にロンドン条約（1972）に加入後も食品廃棄物（廃水（下水汚泥、畜産排水、生ゴミから出た液体など））の海洋投棄を続けてきたそうです・・・
その量は、2005年には993万tと数百万tも海洋投棄していたそうです・・・
この海洋投棄が原因で、カキ、二枚貝、ムール貝が汚染されているとしてアメリカ合衆国から「輸出した二枚貝の冷凍及び加工品の市場からの回収要請」が出ているそうです・・・
ちなみに、食品廃棄物（廃水）の海洋投棄は、浦項市の東125km、蔚山市の南東63km、群山市の西200kmの海域で行われてきたそうです・・・（浦項市の東125km、蔚山市の南東63kmといえば・・・日本にも近いですね・・・）






そんな食品廃棄物（廃水（下水汚泥、畜産排水、生ゴミから出た液体など））の海洋投棄を続けてきた韓国政府ですが・・・
今年から食品廃棄物（廃水）の海洋投棄を全面的に禁止したそうです。






しかしながら・・・
食品廃棄物の処理施設が極端に不足しており、ゴミが行き場を失うことが懸念されているそうです。
また、食品廃棄物処理業者が、処理費用を現在の1t当たり70000～89000ウォン（約5900～7500円）を130000ウォン（約11000円）前後まで引き上げることを要求しており、地方
自治体は引き上げ幅が大き過ぎるとして難色を示しているそうです・・・






そのため・・・
ソウル市などでは、1月7日から食品廃棄物処理業者が収集を拒否し、ゴミが山積みになっている地域もあるそうです（悪臭問題が出ている地域もあるそうです）。
ちなみに、ソウル市の25区のうち、松坡、東大門、西大門、道峰、江東の5区にはゴミ処理施設があるそうですが、5区の施設を利用する鍾路、広津、城東、恩平の各区を加えた9区を除く16区は民間処理業者を利用しているそうです・・・






民間処理業者の値上げ要求に難色を示すとゴミが山積みになる・・・


今年から食品廃棄物（廃水）の海洋投棄を全面的に禁止・・・


処理量が追い付かないと陸上に食品廃棄物（廃水）が山積みになる・・・


韓国政府は、様々な問題をどのようにして独自解決するのでしょうかね・・・？？？







　
ロンドン条約 1972（Convention on the Prevention of Marine Pollution by　Dumping of Wastes and Other Matter 1972）は、海洋の汚染を防止することを目的として、陸上発生廃棄物の海洋投棄や、洋上での焼却処分などを規制するための国際条約です。
現在87カ国が加入しており、韓国は1993年に加入したそうです。
韓国では2012年から家畜のふん尿と下水汚泥、2013年から食品廃棄物廃水の投棄が禁止、2014年からは産業廃水と廃水汚泥の投棄が禁止となるそうです。











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