テーマ:ココロ(1187)
カテゴリ:こころ
子供の頃から、型にはまることが苦手だった私は、ずっと不義理ばかりしてきた。
一番苦手なものが、告別式と法事。 片田舎で育ったから、それらの行事には大勢の人が集まる。 社交的ではなかった私は、逃げてばかりいた。 けれど、都会で暮らし始めても、結局、不義理は変わらずにきたから、性格的なものかもしれない。 それでも、自慢できることもある。 今まで別れることになった故人それぞれの、私にくれた言葉は心のどこかにいつもある。 そして、事あるごとに私を助けてくれる。 想い出の中で、笑顔を与えてくれることもあれば、進む道を教えてくれることもあり、戒めとなることもある。 故人はずっと心の中で生き続け、日を追うごとに増えていく。 死という避けがたい悲しみの一方で、共に生きる魂たちとの新たな出会いがあることを想うとき、 死は一つの区切りに過ぎないのかもしれないとも思う。 二つの世界を見えるものと見えないもので隔てる壁に過ぎないのだと思えば、 生きていても尚、見えないものと見えるものをとらえるときの隔たりは、どこにも存在する。 人のココロもまた、その隔たりのために複雑にもなり得るのだから・・・ にほんブログ村 別窓で開きます 日常の小さなできごとを愛する生活
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最終更新日
2019年06月02日 10時37分42秒
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