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2006年12月18日
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<はじめに>

 今月14日にインドのシン首相が国会で演説されました。

 インドは経済興隆著しく,かつ親日的国家であり,我が国が将来良好な関係を結ぶべきアジアの大国の一つです。にもかかわらず,その演説の内容についてはほとんどのマスコミが無視し,伝えることはありませんでした。

 隣の半島から俳優がやってくると,そのニュースバリューの低さにも関わらず過剰にかつ過大に報道するのに対し,これから我が国が重視しなければならない国の首相が国会において演説すると,そのニュースバリューの高さにもかかわらず,軽く扱うかもしくはまったく扱わない。このこと一つをとってみても日本のマスコミのレベルの低さが伺われようというものです。

 幸い,今日はネット時代であり,衆議院もネット時代に対応するため,国賓の演説をストリーミング配信しています。インド首相の演説も配信されていました。本日はそのストリーミング配信されたインド首相の演説を掲載することにします。その意義は決して低くないものと確信しております。

===================

「日本とインドは文明的にも近い国同士であります。我々の最も古い絆は,共通遺産でもあります仏教です。二つの文化は歴史を通して交流しあい,豊かさを増してまいりました。

1000年あまり前,インドの僧侶ボリセナは東大寺の大仏開眼供養に参列するため奈良を訪れております。近代におきましては,タゴールと岡倉天心が,アジアの偉大なる両国の間に理解の新しい掛け橋を築きました。

科学技術の発展に基づく明治維新以来の日本の近代化,及び戦後の日本再建の礎となりました活力と気概は,インドの初代首相でありますジャワハルラル・ネールに深い影響を与えました。ネール首相は,インドが日本と緊密な絆を結び,その経験から学ぶことを望みました。インドが日本からのODAの最初の受益国となるようご尽力されたのは,当時の岸総理大臣でありました。今日,インドは,日本のODAの最大の受益国でありまして,こうした援助に,我々は深く感謝しております。貴重なご支援いただいてありがとうございます

 日本の工業は,自動車や石油化学など,インド産業の発展のために,貴重な役割を果たしてきました。90年代の初頭,インドが深刻な経済危機に陥ったときも,日本は迷うことなく支援しつづけてくださいました。1952年,インドは日本との間で,二国間の平和条約を別途調印いたしまして,日本に対するすべての戦争賠償請求権を放棄いたしました。戦後パール判事の下した信念に基づく判断は,今日に至っても日本で記憶されております。

御来席の皆様,こうした出来事は,我々の友情の深さ,そして歴史を通じて,危機に際してお互いに支えあってきた事実を反映するものであります。

日本を訪れますたびに,お国の発展を目の当たりにし,真に鼓舞され,その寛大さに心をうたれます。

私は1992年の訪日を決して忘れることがないでしょう。それはインドの財務大臣として,はじめて日本に伺ったときのことであります。1991年に,前例のない経済危機に直面した際,日本からいただいたご支援に謝意を述べるための訪日でございました。古い型を打破し,グローバル化しつつある世界での競争に備えるべく,経済を開放し,新たな前進への道に乗り出す機会を,あの危機は我々に与えたのでありました。当時,強靭な力や献身といった長所,あるいは(語彙不明)にあっても,いかにそこから機会を創造するかといったことを日本から学ぼうとし,我々は日本に眼を向けたのであります。

新生インドの首相として,今回,私は日本に戻ってまいりました。過去15年間,インド経済は,年率平均6%を上回る成長を遂げてきております。近年では更に一層弾みがつき,成長率は年間8%以上に加速しております。現在,インドの投資率は対(語彙不明)で30%になっております。90年代初頭以来立ち上げました広範な経済改革の結果,インド経済は,経済のグローバル化,そして世界の多極化がもたらした課題,及びチャンスを受け取められる柔軟性を身に付けました。インドは開かれた社会,ひらかれた経済として前進を続けております。民主的な政体の枠組みの中で,インドを成功裏に変容させていくことは,アジア,そしてひいては世界の平和と発展にとって極めて重要であります。

御来席の皆様,これまでに人間の歴史始まって以来,10億を超える人々が,民族や文化など多元的な要素を抱えた民主主義の枠組みの中で,貧困を撲滅し,社会と経済を現代化しようと試みた例は全くありません。インドは現在,持続的な高度成長の波に乗っていると思います。サーヴィス主導型,かつ技術先導型の経済によるグローバル経済との統合という新しいモデルを開発してまいりました。今日インドは,情報技術,バイオテクノロジー,医薬品など知識を基礎とする分野で主要な役割を担う国として台頭しております。道路,鉄道,電気通信,港湾,空港などの物理的,及び社会的インフラを拡大し,現代化するため,大規模な投資が行われております。こうした発展は,インドの製造業の競争力,及び生産性を大いに高めるでありましょう。

インドと日本が,両国間の結びつきを急速に発展させるための土台は,こうした経過と国際的な筋書きの変化によって生れました。二つの古代文明にとって,戦略的かつグローバルな関係を含む,強固で今日的な関係を構築するときが到来したと思っております。それはアジアと世界にとって大変重要な意味をもつでありましょう。

我々は自由,民主主義,基本的権利,法の支配といった普遍的に擁護された価値を共有するアジアの二つの大国であります。両国間に存在するこの共通の価値と膨大な経済的な補完性を活用し,互に相手国を最重要と認める強固なパートナーシップを築いていかなければなりません。

また,新たな国際秩序の中で,インドと日本は,国力に相応な均衡のとれた役割を演じなければならないという点におきましても考え方を共有しております。日印間の強い絆は,開かれた包容力のあるアジアを構築し,地域の平和,及び安定を強化するための重要な要素であります。

経済関係が二国間関係の基盤となるべきであり,この分野での結びつきを強力に推し進めることが必要です。日印間の貿易や投資は到底そのポテンシャルを発揮しているとはいえません。それとは対照的に,インドと中国,インドと韓国の貿易は好調でございまして,昨年は両国との貿易がおよそ40%の伸びをそれぞれ示しております。中国との貿易は,日印貿易の3倍近くに膨らんでおりますし,韓国との貿易も日印貿易とほぼ肩を並べております。申し上げましたように,これは変えていかなくてはいけないんです。経済協力のポテンシャルを充分に生かすためには,両国の政府,経済界そして産業界の間の積極的な努力が必要であります。将来このパートナーシップを築くことができる最も重要な分野は,知識経済であると信じております。knowledge economyです。両国の経済構造,また様々な分野におけるそれぞれの比較優位のバランス,人口動態の違いなどを考えれば明らかであると思います。

御来席の皆様,科学技術の分野でもナノテクノロジー,バイオテクノロジー,生命科学,情報通信技術といった将来の成長分野での提携も加速させていくことが必要であります。インドのソフト産業と日本のハード産業は相乗効果を活用しあいながら,発展していかなくてはいけません。

国内の(語彙不明)同士のパートナーシップは人事の交流をより盛んにすることを意味します。私は,インドにおいて,日本語を学ぶ学生の数が増えることを願っています。日本語は既にインドの中等教育で外国語の選択科目として導入されています。明日,安倍総理大臣と私は,将来への投資構想を立ち上げることになります。今後数年の間に何千人ものインドの若者が,日本語が学ぶことができるようにしたいと望んでいます。

相互が関心をもっているもう一つの分野は,エネルギーの安全保障です。アジア地域全体として,エネルギー供給の安全を保障し,エネルギー市場を効率的に機能させることが必要です。我々は貿易とエネルギーの流れを確保するために,シーレーンを保護することを含めた防衛協力の促進に同等の関心を寄せています。日本と同様にインドも増加するエネルギー需要に対応するため,原子力が現実的で,クリーンなエネルギー資源だと考えています。これを実現させるために,国際社会による革新的で前向きな取り組みが軌道に乗るよう,我々は日本の支援を求めます。

そしてここで確認をさせていただきます。インドは,国際的に核軍縮を進めていく,そのコミットメントは変わりません。

テロは,平和に対する共通の脅威です。また開かれた我々の社会の調和と組織を脅かします。テロには多くの側面があり,その原因も多様で,地理的な境界も無視されるという複雑な問題なのです。我々が力を合わせない限り,テロとの戦いには勝てません。

私は,国連と国連安全保障理事会が,今日の情勢に対応できるものになるよう,その活性化と改革に向けて両国が協力してきたことをうれしく思います。両国は,国連と様々な国連関連機関の効率強化に関心をもっています。この意味において,今,我々がおかれているグローバル化された世界で各国の相互依存関係を秩序正しく,公正に運営していくべく,両国の協力関係を強化しなければなりません。

ご列席の皆様,アジアで最大の民主主義国と,最も発達した民主主義国である両国は,お互いの発展と繁栄に利害関係を有しています。我々はインドの経済環境が投資しやすいものとなるよう努める決意です。日本企業に,是非インドにおけるプレゼンスを拡大していただきたいと考えています。安倍総理大臣と私は,二国間の投資,貿易,テクノロジーの流れを増大させるべく,包括的経済連携協定の締結につながる交渉を開始いたします。

ご列席の皆様,我々のパートナーシップは,アジア全域に(注:「ゆうい」といっているが,どういう意味かは不明)と繁栄の弧を創出する可能性を秘めていると確信しています。それはアジア経済共同体の形成の基礎となるものです。こういった日印間のパートナーシップを拡大させたいという希望や抱負は,あらゆるレベルでの交流を増やすことによってのみ,現実のものとなると考えます。我々はハイレベルでのエネルギー対話を設置することで合意していますが,このような機会が更に多くの分野で設置されるべきであり,とりわけ貿易と産業分野では不可欠です。

ご列席の皆様,いかなる戦略的パートナーシップにおいても,その礎となるのは人々の友情です。日本の若者の間で,映画『踊るマハラジャ』が人気を博していると聞き,うれしく思っています。インドの子供たちは,日本のロボット『踊るアシモ』を見て,歓声をあげていました。また日本ではインド料理店の数が驚異的に増えているようですし,インドでも寿司と天ぷらへの人気が高まってきたことは,間違いありません。

2007年は日印友好年であり,また日印観光交流年でもあります。更に,両国を結ぶ航空便の大幅な増便も望んでおります。老いも若きも多くの日本人の方々がインドを訪れ,古代と現代のインドが放つ数多くの輝きをご自身の眼で見て欲しいと願っています。

ご列席の皆様,インドと日本の新たなパートナーシップという構想は,本日その決定的瞬間を迎えました。私の訪日はこの構想を具体化するためであり,21世紀をアジアの世紀にするために我々が努力して演じている役割に,将来の世代が感謝することができるようにするためなのです。」

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最終更新日  2006年12月18日 18時00分58秒
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平成18年12月14日,衆議院におけるインド共和国首相マンモハン・シン閣下演説本文全文    島根県民・弐号 さん
 訪日した来賓が、ODAなどに対して日本に謝辞を述べるのは普通のことなんですよね・・・それを考えると、特アジ連中のなんと狂ったことか。
 日本に来る度に「反省と謝罪と賠償」ですモノね。
 何故、インドが隣にないのだろう。
 -弐号- (2006年12月18日 21時30分08秒)

泣いた   Voss さん
いやぁ、何ていうか・・・・ね。
こうして、日本へやってきて親しみのこもったお礼をしてくれるというだけで、何でこんなに嬉しいのだろうかと。

恩を恩として感じてくれることが、何でこれほどの感動を呼ぶのだろうかと。

恩知らずばかりが我が物顔で闊歩する世の中で、こうした人たちがいるというだけで泣けてくるよ、ほんと。


2007年は日印友好年。
どうせマスコミは無視なんだろうが、草の根レベルで我々国民が盛り上げて行かないとね・・・・ (2006年12月19日 01時07分29秒)

ゆうい   Voss さん
有意? 友意?
たぶん後者なんだろうけど、日本語として余り使わん表現ですな昨今は。 (2006年12月19日 01時09分57秒)

Re:平成18年12月14日,衆議院におけるインド共和国首相マンモハン・シン閣下演説本文全文(12/18)   ti2669 さん
島根県民・弐号さん
> 訪日した来賓が、ODAなどに対して日本に謝辞を述べるのは普通のことなんですよね・・・それを考えると、特アジ連中のなんと狂ったことか。
> 日本に来る度に「反省と謝罪と賠償」ですモノね。

 おかしいんでしょう。狂っているとしか思えませんね。

> 何故、インドが隣にないのだろう。

 そのほうがどれだけ我が国に有益だったか・・・日本は本当に悪い位置にありますよね。 (2006年12月20日 21時35分06秒)

Re:泣いた(12/18)   ti2669 さん
Vossさん
>いやぁ、何ていうか・・・・ね。
>こうして、日本へやってきて親しみのこもったお礼をしてくれるというだけで、何でこんなに嬉しいのだろうかと。

>恩を恩として感じてくれることが、何でこれほどの感動を呼ぶのだろうかと。

>恩知らずばかりが我が物顔で闊歩する世の中で、こうした人たちがいるというだけで泣けてくるよ、ほんと。

 多分世界的な常識からしたら当然なんでしょうけど,我が国が特に重視してODAを給付してきた国々からはこういう言葉をかけられたことがなく,逆に罵倒され,さらに多額の金銭を要求されてきた我々としては,こういうあたりまえと思われる行動も感動的なものに写ってしまいますよね。
 で,「インドってホントいい国だなぁ」と思ってしまうわけです。実際いい国ですが。

>2007年は日印友好年。
>どうせマスコミは無視なんだろうが、草の根レベルで我々国民が盛り上げて行かないとね・・・・

 でしょうね,首相が来ても無視,演説しても無視するくらいですから,インド年なんて完全スルーでしょう。

 質の悪いマスゴミに負けず来年のインド年,しっかり盛り上げていきましょう!
  (2006年12月20日 21時38分43秒)

Re:ゆうい(12/18)   ti2669 さん
Vossさん
>有意? 友意?
>たぶん後者なんだろうけど、日本語として余り使わん表現ですな昨今は。
-----

 多分そうでしょうね。変換したときに真っ先に出てきたのが「優位」だったんで,何のことやら分からず終いで,結局ブランクとしたんですが・・・
 
 それにしても,全文をテキストで公開してくれればいいのに,なんで公開してくれないんでしょうね。 (2006年12月20日 21時40分14秒)

Re:平成18年12月14日,衆議院におけるインド共和国首相マンモハン・シン閣下演説本文全文(12/18)   諸Q さん
一言で言って圧政キチガイ国家元首(コキントウ)と
普通の民主国家のトップ(インドの元首は大統領の為こう書きました)の民度と思考力の違いでしょう。

1年8ヶ月後の北京五輪を「ニューデリー五輪」にした方がええと思います。

そう言えば「スマトラ津波(地震)が起きて日本がODAを申し入れた際「我が国は経済大国だから自力でやる!」と言われて辞退され余ったお金を他国に回しましたよね

経済状態を「虚偽申告」しODAを日本から「強奪」する「中華馬鹿民狂和国」の「犯罪国家」とは民度も
政府も教育も全てに於いて違います。 (2006年12月20日 23時58分27秒)

Re[1]:平成18年12月14日,衆議院におけるインド共和国首相マンモハン・シン閣下演説本文全文(12/18)   ti2669 さん
諸Qさん
>一言で言って圧政キチガイ国家元首(コキントウ)と
>普通の民主国家のトップ(インドの元首は大統領の為こう書きました)の民度と思考力の違いでしょう。

 前任者が来たときは酷かったですもんね。
 コキントウ近々くるそうですが,そうは変わらないでしょう。

>1年8ヶ月後の北京五輪を「ニューデリー五輪」にした方がええと思います。

 心情は分かります(w 

>そう言えば「スマトラ津波(地震)が起きて日本がODAを申し入れた際「我が国は経済大国だから自力でやる!」と言われて辞退され余ったお金を他国に回しましたよね

 そうでしたね。やはりプライドが許さないのでしょうね。
 
>経済状態を「虚偽申告」しODAを日本から「強奪」する「中華馬鹿民狂和国」の「犯罪国家」とは民度も
>政府も教育も全てに於いて違います。

 まぁ,あの国と比べること自体,インドに失礼かもしれません(w (2006年12月21日 14時14分51秒)

Re:平成18年12月14日,衆議院におけるインド共和国首相マンモハン・シン閣下演説本文全文(12/18)   乙参 さん
はじめまして。酔夢ing Voiceから来ました。
インドは日本のODAの最大の受益国です、と素直に言って頂けることに、日本人として本当に嬉しく思います。特ア+ロシアのキチガイ国家に囲まれている日本は台湾を含めてこういう国との同盟関係を強化し、アジアに安定をもたらすべきだという思いを強くいたした次第です。貴重な情報をありがとうございました。
それにしても、「外国の首相が来日してあいさつと感謝の意を表すため国会で演説」って、これをおいて、国民に広く伝えるべきニュースって、一体何だ?とマスコミに対して改めて憤りを感じます。日本人をいつまでも洗脳されたままにしようということでしょうが、一度覚醒した人間はもうだまされないし、徐々にではありますが、そういう日本人が増えていることも事実です。
私もブログをやっていますが、またちょくちょく来ます。これからも草の根でがんばりましょう。 (2007年01月13日 11時48分47秒)

Re[1]:平成18年12月14日,衆議院におけるインド共和国首相マンモハン・シン閣下演説本文全文(12/18)   ti2669 さん
乙参さん
はじめまして。ご訪問ありがとうございます。

>特ア+ロシアのキチガイ国家に囲まれている日本は台湾を含めてこういう国との同盟関係を強化し、アジアに安定をもたらすべきだという思いを強くいたした次第です。

 周りにこんな変な国が揃った国も珍しいですよね。そういう変な国から自国を守るためには,おっしゃるようにインドや台湾,オーストラリアなどと連携を強めていくことが必要ですね。
 もっとも肝心の国内は,危機感ゼロに等しいので困り者ですが・・・
 チャーチルは「あらかじめ極度に落着いていて,物事が起るとき恐慌に陥るよりは,時として恐慌の感情を前もって持ち,物事が起る時大きに落着いているほうがはるかにいい。」といっています。
 そういう心構えが政治家にも有権者にもあまり見られないところがこの国の不幸なところです。

>日本人をいつまでも洗脳されたままにしようということでしょうが、一度覚醒した人間はもうだまされないし、徐々にではありますが、そういう日本人が増えていることも事実です。

 確かにマスコミの影響力ってネットが影響力を伸ばしつつあるんい反比例して落ちてきていますよね。この傾向が続けば,偏向マスコミなど自然に落ちぶれることになるんでしょう。
 ただ心配なのは,そういうことを慮ったマスコミがネットの言論封じを慫慂しないかということで,実際聞くところによるとなんかそんな動きもあるようですね。

>私もブログをやっていますが、またちょくちょく来ます。これからも草の根でがんばりましょう。

 頑張りましょう。
 ところで,よろしければブログのアドレスを教えてください。こちらも訪問させていただきますので。
(2007年01月13日 14時00分21秒)

Re:平成18年12月14日,衆議院におけるインド共和国首相マンモハン・シン閣下演説本文全文(12/18)   alan さん
ちょいコメで失礼します!
「ゆうい」は、有為(才能のあること。役に立つこと。また、そのさま。「前途~の青年」「~の士」=ポテンシャルの高い)、もしくは有意(意味のあること。意義のあること。有意義。)かな、と思いました。
国内のインドに対する見方は、大きく変わってきていると思います。交流年の今年は絆を深めるチャンスですね。 (2007年01月13日 21時07分25秒)

と思ったら…   alan さん
 連投すみません。在京インド大使館のHPに、全文(日本語訳)がありました。
>アジア全域に「優位と繁栄の弧」を創出する可能性を秘めています。
 英語では、
>Our partnership has the potential to create an “arc of advantage and prosperity” across Asia
 ――となっていますね。word文書がのURLが下記です。
http://www.embassyofindiajapan.org/word/2006primeminister/Diet_Speech_ja.doc

 失礼しました。ご参考まで。 (2007年01月13日 21時47分29秒)

Re[1]:平成18年12月14日,衆議院におけるインド共和国首相マンモハン・シン閣下演説本文全文(12/18)   ti2669 さん
alanさん

 ご訪問&貴重な情報ありがとうございました。「優位」みたいですね。
 それにしても,インド大使館に全文が載ったんですね。これで興味のある人はいつでも正文に触れることができるようになりましたね。 
 
>国内のインドに対する見方は、大きく変わってきていると思います。交流年の今年は絆を深めるチャンスですね。

 そうなんですよね~今年ってインド年なんですよね。去年はドイツ年でしたがさっぱり盛り上がりませんでした。というよりマスコミが盛り上げようとしませんでしたね。
 インド年はどうなりますかね・・・昨年,代々木公園で開かれた「ナマステインディア2006」では,来年のインド年に向けて意気盛んでしたが・・・
 是非盛り上げたいですね。

 そういえば,今年はタイとの友好通商120周年記念の年でもあるんですよね。
 タイも親日国家で,国王のプミポン・アドゥンヤデード陛下は靖国神社にも参拝されたことがあるくらいですから,こちらも盛り上がっていってもらいたいですね。 (2007年01月14日 00時53分35秒)

Re[1]:平成18年12月14日,衆議院におけるインド共和国首相マンモハン・シン閣下演説本文全文(12/18)   乙参 さん
乙参さん
>はじめまして。酔夢ing Voiceから来ました。
>インドは日本のODAの最大の受益国です、と素直に言って頂けることに、日本人として本当に嬉しく思います。特ア+ロシアのキチガイ国家に囲まれている日本は台湾を含めてこういう国との同盟関係を強化し、アジアに安定をもたらすべきだという思いを強くいたした次第です。貴重な情報をありがとうございました。
>それにしても、「外国の首相が来日してあいさつと感謝の意を表すため国会で演説」って、これをおいて、国民に広く伝えるべきニュースって、一体何だ?とマスコミに対して改めて憤りを感じます。日本人をいつまでも洗脳されたままにしようということでしょうが、一度覚醒した人間はもうだまされないし、徐々にではありますが、そういう日本人が増えていることも事実です。
>私もブログをやっていますが、またちょくちょく来ます。これからも草の根でがんばりましょう。
-----
(2007年01月15日 23時19分24秒)

ありがとうございます。   三井田孝欧 さん
 お世話になっております。
 コメント、TBありがとうございました。
 地元である我が柏崎市は、世界最大級の原子力発電所を抱える自治体であり、マンモハン・シン閣下の演説にもでてくるように原子力の利用ということでは共通の価値観をもっております。
 また、インド独立に際して重要な戦いであったインパール作戦に関連し、現地コヒマの方々と柏崎の元・軍人との交流もありました。
*地元では歴史に埋もれているものの「日印友好の碑」もございます。
http://miida.cocolog-nifty.com/nattou/2006/11/post_7397.html
 今年は日印友好年ということもありますので、日印の古くて新しい関係に積極的に関わっていこうと思っております。
 今後とも宜しくお願いいたします。 (2007年01月19日 11時18分30秒)

Re:ありがとうございます。(12/18)   ti2669 さん
三井田先生

> 地元である我が柏崎市は、世界最大級の原子力発電所を抱える自治体であり、マンモハン・シン閣下の演説にもでてくるように原子力の利用ということでは共通の価値観をもっております。
> また、インド独立に際して重要な戦いであったインパール作戦に関連し、現地コヒマの方々と柏崎の元・軍人との交流もありました。

 杉並にチャンドラ・ボースの墓があるということで,同区とインドの関係については知っていましたが,柏崎もいろいろと関連があるんですね。
 柏崎にきた4名のインドの方の話が明らかになれば,日印友好の歴史がより深まるかもしれませんね。
 
> 今年は日印友好年ということもありますので、日印の古くて新しい関係に積極的に関わっていこうと思っております。

 我々しがない市民が活動してもできることはせいぜいネットで活動するか,友好祭等に参加することくらいしかできませんから,議員の先生方の活躍には大いに期待しています。

> 今後とも宜しくお願いいたします。

 ご丁寧にありがとうございます。
 こちらこそ,今後ともよろしくお願いいたします。 (2007年01月19日 20時01分02秒)

酔夢ingVOICEから来ました   店主29屋 さん
こんにちは!
シン首相の演説おこし、ありがとうございます。

遅ればせながら大変感銘を受けました。
ちなみに、「“ゆうい”と繁栄の弧」は、麻生外相の演説にあった構想の「自由と繁栄の弧」というフレーズを言い間違えたものではないでしょうか?
その心意気や、ありがたいものです。

「敵の敵は味方」などという消極的な同盟論ではなく、積極的に信頼に足る友邦ですね。 (2007年01月20日 13時22分37秒)

Re:酔夢ingVOICEから来ました(12/18)   ti2669 さん
店主29屋さん

 はじめまして。ご訪問ありがとうございます。

>シン首相の演説おこし、ありがとうございます。
>遅ればせながら大変感銘を受けました。

 そういっていただけると苦労も報われます。少しでもお役に立ったのであれば良いのですが・・・

>ちなみに、「“ゆうい”と繁栄の弧」は、麻生外相の演説にあった構想の「自由と繁栄の弧」というフレーズを言い間違えたものではないでしょうか?

 alanさんの13日のコメントでも書かれておりますが,「ゆうい」とは,「優位」ということのようです。advantageということらしいです。具体的な意味はおそらく,店主29屋さんがおっしゃるとおり麻生大臣の「自由と繁栄の弧」のことかもしれませんね。
 なお,演説の全文の訳文がインド大使館のほうに掲載されているので,ご覧ください( http://www.embassyofindiajapan.org/word/2006primeminister/Diet_Speech_ja.doc )。

>その心意気や、ありがたいものです。
>「敵の敵は味方」などという消極的な同盟論ではなく、積極的に信頼に足る友邦ですね。

 インドにはカースト制度や貧富の格差などの問題がある,と指摘する識者もいますが,そのような負の面はむしろお隣の大陸国家にこそよくあてはまるものであって,これをインドを批判する文脈で用いるのは必ずしも性格ではないと考えています。
 インドは民主性国家ですし,法治国家でもありますし,なにより歴史認識だ靖国神社だと捏造された『歴史』を振りかざさない。それだけでchinaよりも重視すべきパートナーであることは明らかです。
 おっしゃるとおり,積極的な友邦として今後付き合っていくべき国家ですね。

※二重投稿になっていたので,あとの投稿のほうは削除しておきました。 (2007年01月20日 17時10分11秒)

あえて反対意見を   けろよん さん
金よこせという点では変わりないのでは?
ホームレスは金にならないけど
ODAは金になるから政治家と官僚は熱心 (2007年04月13日 19時14分26秒)

Re:平成18年12月14日,衆議院におけるインド共和国首相マンモハン・シン閣下演説本文全文(12/18)   とある技術屋 さん
まずは全文の書き起こしありがとうございました。
(冒頭の挨拶と最後の謝辞はカットされています)

まず、コメントされている多くの方が勘違いされているように見受けられるので釘を刺しておきたいのですが、ODAを拠出しているのは日本だけではありません。
先進国による途上国に対する支援であって、日本が拠出額ベースでトップであったのは1989年、91~2000年の計10年間だけで、支援国の[拠出額/GNI(国民総所得)]比ベースでは支援国の中でも最低ランクの0.18%程度(2009年値:Wikiより/ビリは韓国の0.1%、トップはスウェーデンの1.12%)です。ハッキリ言えば、日本はそれほど自腹を痛めている訳ではありません。

ODAに対する感謝の意、と多くの方が言われていますが、戦後、日本は米国から50億ドルのODAを受けているのに、そのことに感謝していますか?
その他南北アメリカ大陸の6か国からも支援を受けていた事実を、そもそもご存知ですか?
日本が拠出側に転じたのは'60年代に高度経済成長期に入ってからです。

また、日本のODA拠出のやり方は、首相がトップセールスを行って国内企業が現地にプラントを建設する資金を融資する、という形が多く、現地経済への直接的な支援になっていないという批判も多いです(「日揮」「三菱」などのキーワードでggrks)。

シン首相はそれらを踏まえた上でなお、印日の関係強化のために謝意を述べるのは、日本国民への心象として効果的で、インドの経済発展に利する、ということを良く解った上で話されており、(表面上であれ)感謝の連鎖が生み出すプラスの効果をよくご存知の方です。
この方は元々経済の専門家であり、インドの貧困問題に対する「持続可能な」解決策を模索してこられた方です。
また、インドはパール判決やガンジーの塩の行進に見られるように、独立不羈の精神がとても強い国です。

我が国には、引き続き感謝の連鎖が生み出す持続可能なプラスの効果を高め、敵意の連鎖が生み出す沼を無視し続ける姿勢を貫いて頂きたいものです。
そのためにも、インドから学べることはたくさんあるように思います。 (2020年12月13日 11時46分56秒)


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